山内太地の世界の大学見学記
by tyamauch
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世界の大学を見学した大学研究家です。北はケンブリッジから南はホーチミン、西はリスボン、東はマサチューセッツまで行きました。

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阪南大学経営情報学部4年の西居大樹君@DaikiNishiiが、阪南大学の学生間交流をもっと活発にしたいといって、私に「私が変えたい大学内コミュニケーション」というレポートをくれたので、本人の許可を得て全文を掲載します。

=以下、引用=

私が変えたい大学内コミュニケーション

阪南大学経営情報学部4年 西居大樹

私は現在阪南大学の4年になるのですが、それなりに充実した学生生活を送っていると感じています。しかし、他の学生とコミュニケーションする機会は、サークルや部活をしている方たちと比べると、少なかったように思えます。

 私は人と人をつなげることが好きで、飲み会の幹事などよくします。私の通っている阪南大学ではたくさんの学生がキャンパスにひしめき合っています。一人ぼっちの人、男性同士で話している人、女性同士で話している人、カップル。いろいろなコミュニティーが混在しています。私はこの景色をみながら“ここにいる人たちを一つにできたらいいのに”とずっと考えていました。どういうことかといいますと、大学内の人すべてが大学内の人すべてと知り合い、または友人になればいいなぁということです。みんながキャンパス内にたくさんの知り合いや友人がいる環境をつくることで世界を広げることができ、充実したキャンパスライフを送れると考えています。

 さて、そんな環境は一体どのようにすれば作れるのでしょうか?私の考えは、月に一度定期的に学生を一つの場所に招待して立食パーティー、いわゆる交流会することが一番いいのではないかと感じました。広い場所で学生みんなが集まり立食パーティーをして知らない人と交流する機会が増えることで、友人を作ったり、彼女を作ったり、クラブやサークルに入る機会が増えたりするのではないかと思います。交友関係を広げることで学生の皆さんを幸せにすることができれば、私自身とても幸せです。

 私にとってこれはビジネスチャンスともいえます。利益を出せる仕組みを作ればモチベーションも高まって継続しやすくなり、追加投資もできるからです。資金は大学側と参加する企業の方に出資していただく方向で収益を上げたいと感じています。在学している学生には無料で招待したいと考えています。なぜなら大学側は保護者や学生から定期的に学費をうけとっているのですから、学生からお金を取らなくても運営できると考えたからです。また学校側が費用を負担するメリットとしては、学生が友達や広い人間関係を構築することにより、学生生活が楽しいと感じてくれれば自主的に退学する学生を減少させることができると考えられます。また学生と生徒が交流する場にもなればさまざまな情報を学生から聞けることもできます。大学を少し閉鎖された空間と感じている学生がいなくなればいいと感じます。また、なぜ企業が参加するかというと就職活動をしている学生を積極的に取り込みたいと思っているが、人材不足になっている企業の方々に参加していただき交流してもらうことで採用される確率があがるのではないかと思う。これは就職活動をしている学生にとっても思わぬチャンスがめぐってくることによってメリットがあります。そして1年生や2年生など、日頃企業や社会人と関わりの浅い学生にとって新鮮な交流会になるのではないかと思います。すべての学生を一つにすることが私の目標です。

おさらい

・サークルにも部活にも入り損ねた学生にとって他の学生とコミュニケーションする機会が少ないと感じた
・大学内で友人を多く作ることは個人のスキルによるものであると思う。
・消極的ではあるが友達を作りたいというニーズに答えるような会を開きたい
・人と人との距離を縮めたい
・キャンパス内で360度、見渡す限り“知り合いや友達”ばかりという環境を構築したい
・そのために学内での立食パーティーを、定期的に開催する。できるかぎり豪華な食事を提供し、学生の満足度を高めリピーターを獲得する
・学生には無料で招待し、より多くの学生に参加してもらいたい
・学生の採用に積極的な企業に参加してもらい、資金提供してもらいたい。
・大学側と企業に資金提供してもらって運営するビジネスモデル
・大学側のメリットとしては参加企業の学生の囲い込みによる就職率の増加。キャンパスライフを楽しいと感じることによる自主退学者の減少などがあげられる
・企業側のメリットは比較的少ない資金での学生との交流や採用ができる
・日にちを指定することで学生に意識させる 例 毎月8日は阪南大学の日
・当日は学内全域にポスターを配置し、一気に学生を囲い込む
・定期的に立食パーティーを開催することですべての学生の世界を広げ、心から学生生活を楽しんでもらいたい

20110630 ©Daiki Nishii 2011

=引用終わり=

私なりに、西居君にはアドバイスしましたが、あとは阪南大学がこうした学生の声に真摯に耳を傾けてくれるかどうかです。また、関西の大学教職員や学生FD関係者、学生や社会人で、彼にツッコミたい人は、どんどんTwitterかFacebookでアプローチしてあげてください。

阪南大学経営情報学部4年 西居大樹
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by tyamauch | 2011-07-02 19:06 | 日本の大学 | Trackback
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