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フジテレビに対する抗議主意書

フジテレビの韓国偏愛と嫌日偏向に対する抗議デモの非公式な抗議主意書

平成23年09月10日
和歌島六郎以下6名

 私たちは、市民団体はおろか非営利団体ですらなく、特殊な思想を共有しているのでもなく、いかなる見返りを要求することもなく、いかなる経済的支援を受けることもせず、多様な価値観を持って社会生活を営む、良識ある国民の自発的な集まりである。

私たちは、特殊な思想や理想を掲げる浮世離れした市民活動家の集まりではないため、不可能としか思えない、過剰な公平性や中立性、放送倫理の絶対的遵守は要求していない。

それにもかかわらず、私たちは、一人の国民として、フジテレビの偏向姿勢は、もはや看過しがたい問題であると判断し、一人の国民として、抗議の意思がいかに強いのかを、明確なかたちで表明すべきだと判断し、一人一人が国民として集まったのである。

この抗議デモは、誰かが政治的意図を持って扇動したのではなく、自然発生したものであり、もし、私たちの問題意識が、矮小で的外れ、理不尽で、良識も公平性も欠いたものであれば、人々の共感を得ることはできないだろう。

なぜなら、私たち一人一人は、理不尽な差別に強く反対する良識ある国民であり、また、差別のレッテルを問題無用の免罪符として振りかざしてきた逆差別の問題にも反対する、ごく普通の国民だからである。

そして現実には、延べ1万人が、抗議の意思を表明するためだけに集まり、ネット生中継を視聴していた30万人のうち、大半を占めた応援者の存在によって、この抗議が、極端に偏った思想の市民活動家による、理不尽な抗議ではないということが示されたのである。

 私たちの抗議デモは、あれをしろ、これをやめろ、というような、個別の要求を通すことが目的ではない。なぜなら、要望を受け入れたり、何らかの弁明をしたり、単体のレスポンスによって事態が好転したかもしれない段階は、とっくに過ぎてしまったからだ。

事態はもっと悪いかもしれないのだ。なぜなら、私たちは、特殊な思想を共有する集まりではないため、個人のレベルでは、どの問題を最重要視しているのか、フジテレビに変わって欲しいのか、放送免許が剥奪されるまで許せないのか、自分たちのステルスマーケティングや偏向を、本気で暴く特番をやれば許すのか、個人によって異なるからである。

私たちが共有していることは、積み重なるフジテレビの異様な偏向に対する怒りと、抗議の意思表示をせずにはいられないほど強い問題意識なのである。
もはや、私たちにとって、フジテレビは完全に信頼を失っており、視聴するとしても、悪質な偏向や捏造がないかの監視と、スポンサー企業の確認のためであり、かつて抱いたことのある親しみは消耗しつくし、軽蔑すらしている者も少なからず存在しているのだ。

また、これまでに、フジテレビだけでなく、BPOや所管官庁の総務省にも、各種偏向に関する個別の苦情が複数届いているはずであり、問題点については、判断できる材料が揃っているはずだ。

そのため、ここでは、数ある偏向のなかで、典型的な事例として、フジテレビが地上波独占放映権を有しているフィギュアスケート世界選手権大会の一例だけ、申し立てしておく。
その他のケースは、胸に手を当てていただければ、いくらでも思い出せるだろう。

 もともと、今年のフィギュアスケート世界選手権大会は、東京開催の予定だったが、東日本大震災の影響で開催できなくなり、急遽モスクワ開催になった経緯がある。そのあわただしさのなか、開催国ロシアは、日本と被災者に向けた、様々な応援を用意してくれた。

開会式では、プーチン氏からのメッセージや、各国の選手が連携を示して氷上に美しい日丸を表現するなど、日本へ向けた素晴らしい演出があった。また、最終日だけは、日本人が生中継で視聴できるようにと、日本時間の19時から22時に時間を合わせ、最後には、『日本にささげる詩』という、被災者への想いが詰まった美しい詩まで用意してくれた。

しかし、地上波独占放映権を有していたフジテレビは、最終日5月1日のアナログ放送で、ロシア側の配慮にあわせた、ゴールデンタイムの19時〜22時に枠を設けたが、なぜか生中継をせず、演技の順番を入れ替えるなどの編集をしながら、遅れながら放送したばかりか、韓国が国を挙げて支援するキム・ヨナ選手を持ち上げる企画に時間を割いていた。

その一方で、開会式での日本に向けた素晴らしい演出の数々は、一切紹介されなかったばかりか、まさに当日、生中継できたはずの日本向けの演出や、金メダルをとった安藤美姫選手のスピーチ、そして『日本へささげる詩』ですら、日本の被災者を元気づける各国選手やロシア側の配慮は、選択的にカットされ、無視されたのだ。

もし、ここ数年のフジテレビによる偏向に嫌気が差して、わざわざ有料放送や外国の番組でフィギュアスケートを視聴するようになった日本人が、あまりいなかったならば、私たちは、世界からの応援や『日本にささげる詩』の存在すら知ることがなかったのである。
私たちは、そのような、おそらく韓国人にとっても不名誉であろう、一部の反日韓国人だけが望むような、異様な韓国偏向が、あまりにも積み重なっているからこそ、本気で怒っているのである。フジテレビの異様な韓国偏向は、真の日韓友好を阻害すらしているのだ。

在京キー局であるフジテレビが、このような偏向をしていることについて、「嫌なら観るな」という話だと思うならば、そう思うのは自由だが、抗議デモに参加した私たちは、嫌なら観るなでは済まない事態になっていると、判断したのである。

もちろん、私たちが偏向問題の事例として認識している、数え切れないほどの個別事例には、一部、デマや誤解や誇張があるかもしれないが、インターネット上では、有志による客観性のある検証や、証拠の積み重ね作業も進んでおり、図らずして、デマや誤報が淘汰される自浄作用すら発揮されつつある。結果、ネット上での事実認識は、健全化される傾向に進むことはあっても、全体として逆に向かうことはなさそうである。(Twitterは例外とする)

だから、もし、フジテレビ側が、問題の本質から目を背け、誤解や好みや差別の問題であるかのように摩り替えようとしても、短期的には抗議の拡大を防ぐ効果が期待できるかもしれないが、結果として、火に油を注ぐことにしかならないことを強調しておきたい。

たとえば、匿名掲示板の2chで、俳優の高岡氏による韓流批判問題が議論されるなか、論点を摩り替えようとする投稿があったが、リモートホストが丸見えになっていることを知らなかったのか、BSフジの社内であるfw.bsfuji.co.jpから、8月10日水曜日の19:48に投稿していることが発覚してしまった。

当然、そんな一つの投稿が、何か影響を持つことはないが、同時に、BSフジ社内から、意図的にデマや誤報、第三者の心象を悪くする差別発言などが発信されている可能性が無視できなくなり、フジテレビに対するさらなる信頼の低下を招いたのである。

もし、私たちの抗議の意思を重く受け止めるのであれば、フジテレビにできることは、目先の対応ではなく、本質的な改善に向けた努力の継続であり、長い時間をかけて信頼を取り戻すことくらいしかないだろう。手遅れで無い限り。

もちろん、フジテレビとして何も恥じることがないと判断するのは自由であるし、私たちは、また抗議デモをするし、引き続き、フジテレビにCMを出すことはイメージダウンであり、スポンサー企業の競合他社に乗り換える活動を自発的に続けるだけのことである。

以上


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