被爆から100年後の広島市中央公園(中区)の将来像を考える市民参加型コンペの公開プレゼンテーションが10日、中区の県立美術館であった。広島大建築学科OBらによる実行委員会が主催。集まった72案のうち、「広島市民球場跡地利用市民研究会と市民有志」の提案が、投票で最優秀賞に選ばれた。平和公園から新設のJR新白島駅に導線を通し、旧広島市民球場の理念や役割を中央公園の今後の方向性とする提案で、広島市に何度も同様の提案を繰り返してきた代表者の古池周文さん(44)は「解体が進み自信を失っていたところを勇気づけられた」と話した。【矢追健介】
毎日新聞 2011年9月11日 地方版