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野田首相:福島第1原発を視察 東電社員らを激励

 野田佳彦首相は8日午前、就任後初めて福島県を訪問し、東京電力福島第1原発を視察した。同原発内の緊急時対策室で「私は福島の再生なくして日本の再生なしと言ってきた。事故の収束は世界が望んでいる。克服できるかは皆さんがカギだ」と約200人の東電社員らを激励した。

 首相が同原発に入るのは、事故発生翌日の3月12日に視察した菅直人前首相以来。東日本大震災の発生から半年が経過する11日を前に、事故収束を最優先課題に位置付ける新政権の姿勢を示す狙いがある。

 野田首相は同原発に先立ち、事故の対応に当たっている作業員らの拠点施設「Jヴィレッジ」を訪れた。現地で活動中の自衛隊員を激励後、百数十人の作業員らを前に「皆さんが最優先で国民のために事故収束に取り組んでいる。心から感謝を申し上げます」と述べ、深々と頭を下げた。

 視察には鉢呂吉雄経済産業相、細野豪志原発事故担当相らが同行。同日午後には、福島県伊達市で放射性物質の除染モデル事業などを視察し、県庁で佐藤雄平知事や市町村長らと意見交換する。【笈田直樹】

毎日新聞 2011年9月8日 11時25分(最終更新 9月8日 13時21分)

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