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【サッカー】なでしこ、早くも“五輪モード” きょう中国戦、控え組サバイバル2011年9月11日 紙面から 【済南(中国)上條憲也、原田公樹】女子のアジア最終予選で来年のロンドン五輪出場を決めた日本代表(なでしこジャパン)は11日、予選最終戦で地元・中国と対戦する。来年の五輪本大会の登録枠は「18人」。現メンバー20人から少なくとも2人が漏れる中、主将のMF沢穂希(33)=INAC=ら主力を外し、控え組中心で臨む中国戦はさながら代表内のし烈な生き残りレースの始まり。ロンドン行きの切符を手にしたばかりだが、お祝いムードもそこそこに、なでしこが早くも“本番想定モード”に突入した。 地元・中国との最終戦を翌日に控えた10日朝、練習前になでしこの佐々木則夫監督は、選手全員に「五輪へのスタートだ。中国戦は今年最後の試合。アピールできる場は明日しかない」とハッパをかけた。 なでしこは既に来年のロンドン五輪の出場権を獲得。相手の中国も女子サッカーが五輪競技になった1996年アトランタ大会以来、初めて予選敗退となることが濃厚。事実上は消化試合だが、指揮官は五輪メンバー入りへの生き残り戦・第一弾と位置づけた。 予想先発はGK福元、DF陣は右から矢野、岩清水、宇津木、鮫島。MFは川澄、田中、上尾野辺、宮間で、2トップは永里亜と高瀬になる見込み。コンディション不良のFW丸山を除き、控えに回ることが多かった選手に先発の機会が回ってきそうだ。 佐々木監督は「出場時間が少ないということは、出場時間が多い人より評価が低いということ。アピールしてほしい。チームは五輪への出場権を取ったけど、(今予選の)選手が五輪でもメンバー入りすると約束されているわけではない」と選手たちを引き締めた。 五輪の登録選手数は18人。単純計算で現メンバーから2人減る。メンバー外から新たな戦力の台頭があれば、代表の椅子はさらに減る。主力組とポジション面で不可欠な最低限のバックアップ選手(控えGKなど)を加えると、残る枠は1〜2人しかない。選手個人の「五輪出場権」をかけたサバイバル戦が、中国戦から幕を開ける。 (原田公樹) PR情報
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