東日本大震災の発生からきょう11日で半年になるのに合わせて、広島市内では、福島第一原発の事故による放射線被害など、原発問題について考える行事が開かれています。
このうち、市民グループが原爆ドーム前で開いた集会では、放射線量の限度を「生涯の累積で100ミリシーベルト」とする国の新たな基準を批判。
「福島の子どもたちの健康への影響が心配だ」として、見直しを訴えました。
このあと、参加した人たちは、放射線影響研究所がある南区の比治山までデモ行進しました。
放影研の前身のABCCが被爆者調査で線量基準の基礎を作ったことに抗議するとしています。
また、正午からは別の市民グループが中国電力の本社前で上関原発の計画撤回を訴えるほか、被ばく医療の専門家が放射線から身を守る方法について講演するなど、きょう1日原発問題をめぐるさまざまな行事が行われます。(9/11 11:08)
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