ニュースとコメント

2011年09月10日号

【陸山会事件】
東京地裁、小沢氏への判決、来年4月下旬で調整、鷲見一雄のコメント


●asahi.com配信記事
 asahi.comは9日、「小沢氏への判決、来年4月下旬で調整 東京地裁が意向」という見出しで次の記事を配信した。
 資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京地裁(大善文男裁判長)が、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)に対する判決を来年4月下旬に言い渡す方向で調整していることがわかった。

 8日に地裁で開かれた公判前整理手続きで、検察官役を担う指定弁護士と弁護側の双方に対して、地裁が意向を示したという。

 初公判は10月6日に開かれることが決まっている。東京地検特捜部でこの事件の捜査にかかわった元検事・前田恒彦受刑者(44)=証拠隠滅罪で実刑確定=への証人尋問は、同月半ばに実施する方向で調整している。衆院議員・石川知裕被告(38)=政治資金規正法違反の罪で起訴、9月26日に判決予定=ら元秘書への証人尋問を経たあと、通常国会が始まる前の来年1月中旬に小沢氏の被告人質問が実施される方向だ。

●鷲見一雄のコメント
「検察審査会が議決した方向で進行しているようで結構な流れだと思っている。検察はこれまでの認識にこだわっていたのでは前に進めない。誰の書いたシナリオかは把握していないが、まぎれもなく前田元検事が大きく時代を変える役に仕立てられてしまったのは確かである。絵図師は前田元検事の大きな隙につけ込んでスケープゴートに仕立てたのだのだと私はみる」

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