REUTERS
ニュース

Apple、日本でもSamsung提訴 Galaxyの販売差し止め求め

Appleは東京地裁にSamsungを提訴し、1億円の損害賠償とGalaxyブランドのスマートフォンおよびタブレットの販売差し止めを求めている。(ロイター)
2011年09月09日 15時32分 更新

 米Appleは、日本で韓国のSamsung Electronics製品の販売を差し止めようとしている。両社の一連の特許戦争における最新の攻撃として、AppleがiPhoneおよびiPadに関連する特許侵害でSamsungを提訴した。

 Appleは、東京地方裁判所に対し、Samsungのスマートフォン「Galaxy S」と「Galaxy S II」、タブレット「Galaxy Tab」の日本での販売を差し止めるよう求めていると、この件に詳しい筋が伝えた。第1回の口頭弁論が9月7日に開かれたという。

 Samsungは4月以来、スマートフォンおよびタブレットをめぐる特許戦争をAppleと繰り広げている。Galaxyブランドの製品は、圧倒的な成功を誇るAppleの一連のモバイル端末に対抗する最有力製品の1つと見なされている。

 世界規模の特許戦争でAppleは、Glaxyシリーズのスマートフォンおよびタブレットは、iPhoneとiPadの“猿まね的な”模倣だと主張し、Samsungを米国、オーストラリア、韓国、欧州で提訴した。

 自社のタブレットに米GoogleのAndroidを採用しているSamsungは、Appleに反訴した。

 Samsungによると、同社は4月に日本でAppleを提訴し、Appleは8月23日に反訴した。共同通信の報道によると、Appleは1億円(約130万ドル)の損害賠償と、製品の販売差し止めを求めているという。

 調査会社Strategy Analyticsのデータによると、日本での1〜3月の販売台数で、SamsungのGalaxy SがAppleのiPhoneを上回ったという。

 東京地方裁判所の広報担当者は、訴訟係属中の裁判についてはコメントできないとした。

 Samsungは8月、オーストラリアでの最新Galaxyタブレットの発売を、9月の終わりに予定されている判決が出るまで遅らせると語った。ドイツの裁判所は9月2日、Galaxy Tab 7.7の販売を差し止めた。

 8日には、日本のモバイルキャリア大手のNTTドコモが同社の次世代高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応するGalaxy Tab 10.1を発表した。

 同製品発表の場で特許戦争について尋ねられたNTTドコモの山田隆持社長は「Samsungからは問題ないと聞いている。現時点では、われわれの販売に支障はないと考える」と語った

[東京 8日 ロイター]

copyright (c) 2011 Thomson Reuters. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はThomson Reutersとの契約の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。

(著作権、商標について)
ロイター・コンテンツは、トムソン・ロイター又はその第三者コンテンツ・プロバイダーの知的財産です。トムソン・ロイターから書面による事前承認を得ることなく、ロイター・コンテンツをコピー、再出版、再配信すること(キャッシング、フレーミング、又はこれらと同等の手段による場合を含む)は明示的に禁止されています。トムソン・ロイターは、コンテンツの誤謬又は遅延、或いはコンテンツに依拠してなされたあらゆる行動に関し一切責任を負いません。 Reuters(ロイター)及びReuters(ロイター)のロゴは、トムソン・ロイター及びその関連会社の商標です。ロイターが提供するその他のメディア・サービスについてお知りになりたい場合は、http://about.reuters.com/media/をご参照ください。

Special

アクセストップ10

ランキングトップ30 »

Feed Back


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ