ある夜の事・・・自分の部屋で、ロコン(♀)の「フィフィ」は、窓際のベッドで眠っていた・・・。 夜なので、窓からは月が見える。ホーホー・・・とふくろうの声がしている。とても静かな夜だった・・・。 ・・・フィフィは、夢の中で、真っ暗な闇のような場所にいた・・・。「・・・此処は、何処?夢の中なの?何も見えないわ・・・」 フィフィは、不安そうに周りをキョロキョロと見回すが、真っ暗な闇のようで、周りは何も見えなかった。 「・・・・・。」不安げな顔で、フィフィは無言になってしまった。夢だったら、早く覚めて欲しい・・・とそう思った。 ・・・するとそこへ、真っ暗な闇の中から、1匹のブラッキー(♂)が現れた。そのブラッキーは、紫色のマントのようなものを被っている。 「・・・・・!?貴方は、誰・・・?」フィフィは咄嗟に振り向いて怯えていた。「・・・・・。」そのマントを着たブラッキーは無言だった。 「・・・私は、闇の使者・・・そう、死神だ。」ブラッキーは静かにそう言った。「・・・死神・・・!?・・・じゃあ、私、死ぬのっ!?」 フィフィはとても不安そうな顔で怯えていた。「・・・これを見るがいい。」ブラッキーは、1冊のノートのような物を取り出して見せた。 「・・・このノートには、もうすぐ死ぬ予定のポケモン達の情報が書いてある・・・そして、お前もだ。」ブラッキーがノートのページを開いて 見せつけると、そこには確かにフィフィの顔写真と名前が書かれてあった。「・・・・・!!!」フィフィは、そのノートを見ると、途端に真っ青になってしまった。 「この通りだと、お前は明日死ぬ事になっている・・・まぁ、運命は変えられない。諦める事だな。」ブラッキーはそう言った。 「・・・そんなの、嫌っ・・・私、死ぬなんて・・・」フィフィはあまりの恐ろしさに青ざめて震えている。「・・・ふっ」ブラッキーは静かに笑った。 「・・・いやーーーーーっっっ!!!!!」フィフィは大声で泣き叫んだ・・・と、その瞬間、夢から覚めて、がばっとベッドから起き上がったのだった。 「・・・さっきのは、夢・・・!?」フィフィは、辺りを見回す。いつもの自分の部屋だった。まだ夜なので、窓からは月が見えている。 「・・・なんだったの、さっきの・・・でも、私、明日死ぬなんて、そんな・・・」フィフィはそう呟いたのだった・・・・・。 ・・・そして、次の日の夜。フィフィは、いつものように自分の部屋のベッドに入って寝ようとしていた。ベッドの傍にあるルームライトの電気を消そうとした。その時・・・ 「・・・・・!!!」なんと、ベッドの横に、昨夜夢で見た、あの死神のブラッキーが立っていたのだった。「・・・お前を、迎えに来た。」ブラッキーはそう呟いた。 「・・・あ・・・」フィフィは、硬直したまま、震えている。・・・それが、フィフィの最期だった・・・・・。 ・・・そして朝になり、フィフィの友達のピカチュウ(♂)の「ピカピカ」が、フィフィの家に遊びにやって来たのだった。 「・・・誰もいないのかなー・・・こんにちはっ」ピカピカがフィフィの部屋のドアを開けると、そこには誰もいなく、フィフィの姿もなかったのだった。 ベッドの上にも、誰もいない・・・。部屋の電気もついていないようで、薄暗かった。「・・・フィフィ・・・?」ピカピカは、そう呟いたのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- このようなネタは前に書いたかどうかほとんど覚えてい ないのですが、多分書いてないと思うので、初書きにな ると思います。 なんか怖い話になっちゃいました・・・。 |