NHK愛媛県のニュース　松山放送局

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松山市職員逮捕で市長が陳謝

松山市発注の土木工事に関する情報を漏えいしたとして、松山市役所の職員が地方公務員法違反の疑いで、１０日、警察に逮捕された事件で、１０日夜、松山市の野志克仁市長が記者会見し、「市民の信頼を大きく損ねたことを心からお詫び申し上げます」と陳謝しました。
この事件は、松山市役所の技術管理課主幹、山田　守容疑者（５１歳）が、ことし５月ごろ、松山市河野中須賀にある土木建設会社、「北条建設」の社長ら２人に松山市発注の今年度の土木工事に関する情報を漏えいしたとして、地方公務員法違反の疑いで逮捕されたものです。
１０日夜は、松山市の野志市長や上司らが記者会見し、この中で野志市長は「市職員が逮捕されきわめて遺憾だ。市民の信頼を大きく損ねたことを心からお詫び申し上げます」と述べ、陳謝しました。このあと、山田主幹について、公共工事の際にコンクリートや鉄筋などの材料の単価や数量を把握でき、入札の最低制限価格を推測できる「金入設計書」と呼ばれる書類の審査などを担当していたことなどが説明されました。
また、北条建設については、今年度先月末までに、道路や水路工事を３件落札して、落札金額はあわせておよそ４０００万円だったということです。
松山市では、警察の捜査状況を見極めた上で山田主幹の処分を行うと共に、事件について市も独自の調査を行いたいとしています。

09月11日　08時02分

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