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'11/8/31

「福山ロッツ」存続へ協議


 福山市の羽田皓市長は30日、天満屋(岡山市)の関連会社に貸与している福山市西町の商業ビル「福山ロッツ」について、賃貸契約が切れる2013年4月以降も契約を継続する方針で協議を進めることを明らかにした。

 ロッツは地上9階地下2階。00年12月に閉店した「福山そごう」の建物を市が購入した。天満屋が関連会社を通じて市と10年間の賃貸契約を結び、03年4月から大型専門店を経営している。

 羽田市長は同日の記者会見でロッツの現状を「JR福山駅西側の核として市街地活性化の一翼を担っている」と評価。「流動客の減少など大変厳しい状況はあるが、お互いに課題を出し合う中で、商業施設として存続してもらえるよう協議を進めたい」と述べた。

 一方、羽田市長は福山駅前の商業ビル「キャスパ」が来年1月末で閉店することについて「駅前広場の整備などと相まって、にぎわい創出の大きな力になると考えていたので、影響を懸念している」と説明。「閉店後の活用策は聞いていない。今後は産官学で緊密な連携を図り、中心市街地の活性化の方向性を検討したい」と述べた。

【写真説明】福山市中心部の活性化に向けた考えを述べる羽田市長




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