広島市は、2015年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を同市へ誘致することなどを盛り込んだ「平和問題に関する要望書」を国に提出した。
誘致の意義について「核保有国の首脳が、広島を訪れ、被爆の実相に触れ、被爆者の思いを深く受け止めた上で、核兵器廃絶に向けた議論をしていただくことは極めて重要」と強調している。
また国に対し、▽核兵器禁止条約の創設に向けた行動▽非核三原則の法制化▽「核の傘」に頼らない安全保障体制を作り上げていく努力▽アジア地域の非核兵器地帯化の実現--などを求めた。【樋口岳大】
毎日新聞 2011年9月10日 地方版