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今週の支持率

早川忠孝の一念発起・日々新たなり
高い支持率など実に当てにならないものだ。

チームとしての統率がとれているのであれば野田内閣もドリームチームにもなり得るが、野田内閣の閣僚がポロポロ、ポロポロと失言を重ねている。今度は、鉢呂経済産業相である。

記者会見に慣れていない素人であることを堂々と人前に晒している。どんなに気を付けても言葉尻を捉えられて批判、非難、からかいの対象になりやすいのが大臣という立場だが、鉢呂氏は口にチャックをしていた方がいいタイプのようだ。農政には明るいようだが、経済産業大臣としては疑問符が付くような人のようである。すぐ謝るタイプのようだから根は悪くないが、経済産業大臣としての心構えが出来ていないという意味では不適格だった、ということだ。

この人も早晩大臣を辞めることになるのだろう。

死の街発言が表現が稚拙で、被災地の方々の心に冷水を浴びせ早速謝罪して撤回ということになったが、その後の放射能で汚染された衣服を記者に擦り付けるかのようなパフォーマンスも頂けない。放射能の除染の必要をアピールするためのパフォーマンスだったといくら弁明しても、放射能汚染に敏感になっている国民は許さないだろう。

無神経だ、鈍感だ、という評価はそう簡単には覆らない。

野田総理がいくら誠実総理、庶民総理をアピールしても、閣僚の不適格性まではカバーできない。チーム野田の評価は、日一日と落ちているはずだ。これが適材適所か、と野田内閣に疑問を投げかける声が今日、明日の二日間聞こえてくるはずだ。

それでも野田内閣の支持率が60%を超えていれば自民党にとっては脅威だが、熱しやすく醒めやすい国民性を考えると今週の支持率は先週よりも2割程度落ちるのではなかろうか。

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BLOGOS 編集部

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