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2011年9月10日23時23分

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鉢呂経産相が辞任 不適切発言などで引責

【動画】鉢呂吉雄経産相が辞任

写真:辞任会見する鉢呂吉雄経産相=10日午後9時35分、東京・霞が関の経産省、金川雄策撮影拡大辞任会見する鉢呂吉雄経産相=10日午後9時35分、東京・霞が関の経産省、金川雄策撮影

写真:辞任会見する鉢呂吉雄経産相=10日午後9時25分、東京・霞が関の経産省、加藤丈朗撮影拡大辞任会見する鉢呂吉雄経産相=10日午後9時25分、東京・霞が関の経産省、加藤丈朗撮影

 鉢呂吉雄経済産業相(63)は10日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で野田佳彦首相と会い、辞任を申し出て了承された。東京電力福島第一原発の周辺自治体を「死のまち」と表現し、福島視察後に記者団に「放射能をつけちゃうぞ」などと語ったことの責任をとった。内閣発足から9日目で原子力行政を所管する閣僚が辞任する事態になった。首相の任命責任が問われるのは必至で、厳しい政権運営を迫られそうだ。

     ◇

 野田内閣は10日の持ち回り閣議で、藤村修官房長官を11日付で経産相臨時代理に充てることを決めた。13日の臨時国会召集までに正式な後任を決める方向だ。

 鉢呂氏は10日夜、経産省で辞任会見を開いた。冒頭で「私の一連の発言で国民、福島県民のみなさまに多大の不信の念を抱かせ、心からおわび申し上げる」と陳謝。辞任理由については「記者会見で『死のまち』と表現したこと、視察後の非公式な記者さんとの立った場での懇談で不信を抱かせるような言動があったととらえられたこと、この二つだ」と説明した。

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