8月19日のニュース

2、3号機取水口で濃度上昇(8月19日 22:25更新)

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、18日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、3日ぶりに前の日を上回りました。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近で18日、採取された海水からは1cc当たりセシウム134が国の基準の16倍の0.93ベクレル、セシウム137が11倍の1ベクレル検出されました。
この場所は、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと減少し、最近は横ばい傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が国の基準の18倍の1.1ベクレル、セシウム137は14倍の1点3ベクレルで、放射性セシウムの濃度は2号機の取水口付近とともに3日ぶりに前の日を上回りました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて18か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北側に30メートル付近の海水から基準を下回る微量の放射性セシウムが検出されましたが、これ以外に放射性物質は検出されませんでした。

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