県は19日、大気中の放射線量を測定している県環境研究センター(市原市)で測定した空間放射線量(地上からの高さ7メートル)が、同午後4時に毎時0・076マイクロシーベルトだったと発表した。0・07マイクロシーベルトを超えたのは4月1日以来。県大気保全課によると、放射線量は8月以降、ほぼ0・04マイクロシーベルト台で推移していたが、19日は午後から上昇し始めた。同課は「雨が降るとやや高くなる傾向にあったが、ここまで急激な変化はなかった。雨の降り方が強かったからなのか、明確な原因は不明」と話している。【斎藤有香】
毎日新聞 2011年8月20日 地方版