2011年9月 4日 (日)

番組案内

「嵐にしやがれ」に出演させていただきました♪

松本潤さん、本当に素晴らしかったです。

「美の巨人たち」にも出演させていただきました♪

今回は宮本武蔵筆「枯木鳴鵙図」がテーマ。

私の最も好きな作品の番組にかかわれて、本当に光栄でした。

ただ、重要文化財のこの作品を語るには、私はまだまだ力不足です。

武蔵の作品の中には、明らかに左手で描いていると思われる線が含まれているものもあり、「この作品の中にはないですか」と聞かれ、「あえて言えば、真ん中の枝かもしれません」と言いましたら、その方向で番組が進んでしまい、なんと右利きの私が、もっとも難しい真ん中の枝を左手で描くことに!!!

この絵の持論は、枝の中ほどの尺取り虫と、それを見守る武蔵の眼。

実は下の草が武蔵の自画像になっているのです。

私の「枯木鳴鵙図」に対する熱い思いを語りました。

Cimg1185

Kobokumeigekizu

2011年2月26日 (土)

列子御風図

番組の中で臨画した、列子御風図。

実は三幅対の真ん中の絵であることが、狩野派の残した文献でわかっています。

両脇の二幅は消息不明。

狩野派の走り描きと、琴高群仙図をもとに、再現しました。

番組では使われなかったので、一部未完成ですが、全体の雰囲気が伝わればと存じます。

雪舟の巨大な達磨に充分Cimg0931 対抗できる、迫力があります。

2011年2月 2日 (水)

雪村

東雲庵で去年の末に収録した、NHK BShi プレミアム8 「大胆不敵な水墨画」  第二回 雪村 絵は仙術なり が 2月15日(火) 午後8:00~9:30 に放送になります。

Ca3a1804_2 福島の雪村庵ロケでは、雪村役の俳優さんの手タレをやらせていただきました。

あこがれの雪村さんに見守られている気分で、とても嬉しく筆が進みました。

自主アシスタントとしてナスを拭いたり小物を探したりも、してしまいました♪

番組の中で、収穫した小さなナスをそっと拾い上げ眺める雪村。悦に入ってナスをはじめとする野菜を描き始めます。このナスでひと騒動♪

雪村の描いたような大きな米ナスが、前日届く予定でしたがホテルに届いておらず、朝一番で農協さん一押しのナスが届きました♪梱包を開けたら、なんとかわいい巾着ナス達の群れが!!!絵と違~~~うshock

ちっちゃいナス達を籠に積み上げ、みんなで選りすぐった一番美しいひとつを、私が丹念に磨き上げた、至玉のナス!!!これを雪村さんがつまみあげます♪

当日は台風が近づいていて、懸念していた雨が!!!typhoon

でも雨も一興。

その雨を撮影に取り入れて、時の移ろいと水墨の風情に結び付けるスタッフ♪

私も雪村が描く手もとの画像で、雨を加えて呼応しました♪

とても素晴らしいスタッフの方々と共に作品をつくる楽しさを体感したロケでした。

2回目のロケは千葉のアトリエで。

雪舟の描き方と、雪村の作画の根本的違いを実際に模写して説明する場面は悪戦苦闘!

Ca3a1836 雪舟の達磨と、雪村の仙人(列子)を例に描き方の違いを考察するのですが、実はこの仙人の絵は三枚組の真ん中の絵で、本来は両脇に二幅あったことがわかっています。

狩野派の絵師が昔、走り書きで模写をしたものの小さな写真と、他の群仙図をもとに復元を試みたのですが、これは番組には登場しません。

この幻の群仙図は、番組終了後にブログでお披露目の予定です♪

そして3回目のロケは建築中の東雲庵の3階和室にて。

急遽大工さんが、三階の和室を撮影用に仕上げてくれました♪

Cimg00820 雪村の自画像を見てその人物像に思いをはせるシーンを撮りました。

実はこの写真、ロケを終わったときに、「撮影現場の写真を記念に撮ればよかったなぁ。」とつぶやいたら、スタッフの方々が、ほとんど片づけ終わった機材を、突然並べ直して撮ってくれたのでありますよ!

なんとやさしいスタッフの皆さんでしょう(涙涙涙)

なんと出来すぎた写真でありましょう♪(笑)

カメラマンさん、照明・音響さんは美術番組の超ベテラン。監督の橋口さんは新進気鋭の若手女流監督さん。

素晴らしいNHK番組スタッフの皆様と、私も及ばずながら精一杯頑張りました♪

NHK BShi プレミアム8 「大胆不敵な水墨画」  第二回 雪村 絵は仙術なり

2月15日午後8時 BSハイビジョンをぜひ、ご期待ください!

   

2011年1月30日 (日)

東雲庵

Cimg0901_2 教室の隣に、

小さなギャラリーが建ちました♪

私の作品常設や生徒さんの作品展示など

楽しい場になればと思っています♪

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