自民党の石原伸晃幹事長は10日、青森県弘前市での同党衆院議員主催の会合で講演し、2001年9月の米同時多発テロについて「キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆、歴史の必然として起こった出来事ではないかと(当時)強く思った」と述べた。石原氏は講演終了後、「歴史の解釈に対する持論を述べただけ。決してテロ行為を認めたわけではない」とのコメントを出したが、テロを「歴史の必然」として容認したように受け止められかねない発言で、批判を呼ぶ可能性もある。
石原氏は当時、小泉内閣の行革相だった。テロ発生から10年を迎え、事件当時、閣僚として官邸に駆けつけたエピソードを紹介した中で発言した。