細野豪志環境相は9日、福島県内で放射性物質の除染作業で出た汚染された土壌などについて、国有林を仮置き場として利用する検討を始めたことを明らかにした。
細野環境相は8日に福島県を訪れ、市町村長と意見交換をした。その中で国有林の話が出てきたという。
ただ、仮置き場として利用する場合、木を伐採して森林内に場所を確保したり、汚染された土壌などを運び込むルートも考慮する必要がある。そのため、各市町村の国有林の所在地や仮置き場として利用可能かどうかの調査を進める。市町村が希望すれば、技術や予算の面で国がサポートする方針という。【藤野基文】
毎日新聞 2011年9月9日 11時53分(最終更新 9月9日 20時44分)