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飯田の傷害致死:懲役15年を求刑--地裁松本支部公判 /長野

 09年末に飯田市内で同市南常盤町、藪本博一さん(当時37歳)を殴るなどして死亡させたとして傷害致死罪に問われた同市松尾寺所、暴力団幹部組員、成瀬雅被告(38)の裁判員裁判は8日、長野地裁松本支部(二宮信吾裁判長)で論告求刑公判があった。検察側は「被害者を一方的に痛めつけた残忍な事件」と懲役15年を求刑。弁護側は「懲役5年が相当」と主張した。判決は9日。

 検察側は論告で、被害者が勤務先を解雇され、紹介者の組長に恥をかかせたのが動機で「組のメンツを命より重視し、反社会的だ」と指摘。「激しい暴力を何度も加えた」と強調した。

 被害者参加制度を利用し、遺族の代理人弁護士が「法律上で最長の懲役刑を望む」と述べた。

 弁護側は「被害者を説教したのも、事件後に身代わりで別人を出頭させたのも組長らの指示だった」と主張。「公判では真実を話し、今後は一切暴力団に関わらないと決意している」と訴えた。【大島英吾】

毎日新聞 2011年9月9日 地方版

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