iPadパクリ商品の差止め
ドイツでは、サムスン電子のタブレット端末「ギャラクシー」に対して、アップルが製造販売差止めを訴え、地裁で認められたと報じられている。
47news:独地裁がサムスン製端末販売禁止 「iPadに酷似」
多機能端末をめぐり、米アップルは、サムスンの端末がアイパッドに酷似しているとして提訴。地裁は販売を禁止する仮処分を出していたが、サムスン側の異議申し立てを退けた。
日本でも、同旨の本案請求訴訟が提起されている。
Reuter:米アップルが日本でもサムスン提訴、1億円の損害賠償求める
上記の記事では差し止めの理由が「酷似している」ということなので、意匠権侵害とかかとも思ったのだが、日本で提訴されたのは特許権侵害を理由とする販売差し止め訴訟のようだ。
複数の関係者によると、アップル側はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」の特許が侵害されたと主張。「ギャラクシーS」、「ギャラクシーS II」、「ギャラクシータブ7.0」の販売差し止めとともに、1億円の損害賠償を求めている。東京地裁での最初の審理は7日に行われた。
このギャラクシータブはNTTdocomoが販売するのだが、docomoの社長の発言も報じられている。
「(ドイツで仮処分が決まったが)欧州で決まったことが日本に持ち込まれることは極めて少ないので、サムスンからは大丈夫だとは聞いている」
そうなのかと、直感的には首をかしげざるを得ないコメントだ。
しかし、Le Mondeの記事(Apple obtient l'interdiction d'une tablette Samsung en Allemagne)を読むと、ドイツでの仮処分訴訟は意匠権侵害であり、これに対して日本で提起されたのと同様の特許権侵害による差し止め訴訟は、まだ結論が出ていないとのことだ。
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