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報道局

主な仕事

やばいよ、時間がない!
番組が始まる直前まで原稿構成やテロップ書きに追われる。つっこみ原稿を握り締めてディレクターは副調整室に走る。「OA10秒前、9、8、7・・・」ようやくディレクター卓に着席。
   
OA中も部屋の中を原稿が舞う。
あっ!こんなときなのに、犯人逮捕の速報が・・・こうして他局より1秒でも早く正確で詳しい原稿と映像を出している。これがニュース番組だ。

ようこそ、報道局へ。ニュース取材制作の仕事内容を紹介しましょう。

報道局は、取材セクションと放送セクションに分かれています。 報道センターでは朝・昼・夜の1日3回、各部署の幹部が集まり編集会議を開きます。 社会部や政治部など取材各部のデスクは、現在の態勢やこれまでの取材結果、今後の予定を報告し『スピーク』や『スーパーニュース』のデスク・プロデューサーなどは、きょうの番組の放送の狙いや構成、ニュースの項目順序などの予定を報告。 2つのセクションの協議で報道局の取材・オンエアの方針を決定します。


 
編集会議(会議卓の左手が取材担当者ら、
右手が放送担当者ら、手前が編集長)
  取材デスクが記者やカメラマンを現場派遣

報道局では1日6回以上ニュース番組をオンエアしています。
他社にさきがけ新しい情報や映像をオンエアするため、日々時間との勝負です。


スピーク スーパーニュース ニュースJAPAN

月~金曜にオンエアしているのは朝の『めざましニュース』、昼の『スピーク』、夕方の『スーパーニュース』、夜の『ニュースJAPAN』など。視聴者の要望にあわせた個性ある番組作りをしています。


スピーク・・・その日午前中の新しいニュースを何十項目もオンエア。昼のニュースで30分番組はフジテレビだけで、某新聞社の夕刊デスクもスピークの放送内容をチェックしているそうです。
スーパーニュース・・・フジテレビで一番長い2時間のメインニュース番組で、1つのニュースをいろんな角度から見つめる内容の深いVTRをオンエアします。若者や女性の視点も大切にし、常に問題意識をもって放送をしています。
ニュースJAPAN・・・新キャスター秋元優里でリニューアル。寝る前に欠かせない最新ニュースと独特の視点で切り込むVTRを、フジテレビ解説委員の辛口論評も交えてお伝えしています。

スーパーニュースWEEKEND 新報道2001 PRIME NEWS

土日夕方には『スーパーニュースWEEKEND』、週末の事件事故や文化情報のほか、週末のスポーツ情報もOAします。 また日曜朝には『新報道2001』、BSフジでは月~金の夜に『プライムニュース』をオンエア。政治・経済・外交問題で政治家などの当事者が出演し、キャスターが直接質問、討論を展開します。


さらに、報道番組部は、ゴールデンタイム枠での特番を制作しており、2010年1月にはドキュメント・ドラマ「阪神淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間」、3月には「地下鉄サリン事件 15年目の闘い」を制作。共に、ドキュメント取材にドラマを交えた手法で伝えました。また報道検証番組や皇室特番などの単発番組も数多く制作しています。


わが局のイチオシ社員

入社8年目で総理大臣や大物大臣とわたりあう敏腕女性記者

普段のお仕事
政治部で番記者です。番記者は、担当の政治家に朝も昼も夜も、とにかく可能な限り一日中張り付いて、誰と会って何を話したか、何が決まったか、今何を考えているのか取材します。こんな政治家の担当になったら大変です、朝4時から散歩する政治家、いくつもの会合に出て夜の帰宅が遅い政治家、なかなか本音を言わない政治家。 でも、どの記者よりも努力して、かつタイミングが合えば、自分だけがスクープを教えてもらえる時もあります。

 
政治部官邸担当:村上真理子記者
(入社 8年目)

村上記者はこう言います「政治家と記者とで立場は違っても、人として認めてもらえたような気がしてテンションがあがる瞬間です。そしてフジテレビの一員として、政治部のチームに、そして会社に貢献できたと思うとすごく嬉しいです。」

 
はっぴ姿の古賀誠議員と村上記者

入社9年目で警視庁記者クラブサブキャップを務める敏腕男性記者

「夏は汗だくになりながら、冬は凍えながら刑事を待て。
そういう記者の姿に刑事は弱いんだ」
ある捜査一課長が仰っていた言葉です。


独自ニュースをお伝えする恰好の場として昼のスピークで警視庁クラブ中継があります。この中継枠は自分達が入手した独自ダネを中継枠に入れるべく、クラブ員の中で争奪戦となっていて総力を挙げているところです。

独自ダネの多くは人間関係の中から出てくるものです。最初は「二度と来るんじゃねぇ」と怒鳴って相手にしてくれなかった刑事さんでも、何度も何度も通って行くうちに、自宅に上げてくれるようになります。
「お前を見ていたら若い時の自分を見ているように思えてきた」とその刑事さんに言われた時、冒頭の捜査一課長の言葉がよぎり目頭が熱くなりました。


社会部記者の取材対象者の幅は「事件関係者から天皇陛下まで」ととても広く、実に多くの人との出会いがあります。人とお話するのが好きな人、人との出会いを大切にする人、フジテレビで働きたいと思う人なら誰でも、社会部に来て1分1秒を争って独自ニュースをお伝えする闘いに参戦して下さい。


入社9年目でスーパーニュースの放送を指示・運行する敏腕男性ディレクター

各局がしのぎを削る夕方のニュース戦争。
その最前線の『スーパーニュース』で、その日扱うニュースを選び、取材方針を決めて、生放送を仕切るまさに"屋台骨"プログラムディレクターの近藤くん。
警視庁や地検でのバリバリ社会部記者を経て、一昨年から異例の若さでPDデビュー。
この道何十年のベテランディレクターに叱咤激励され、時には凹みながらもコテコテの関西弁で指示をする姿はまさに『スーパーニュース』の星です。

この部署で働くとこんな経験ができる!

<あこがれの海外特派員になろう>

フジテレビには海外支局がNY、パリ、ソウル、バンコクなど11支局あり、報道局の4人に1人が海外特派員経験者です。


支局があるマンハッタンのビル ニューヨーカーの足音止まないビル1階 ニューヨーク支局のオフィス

ニューヨーク支局はマンハッタン・ミッドタウンの高層ビルにあります。
ウォール街に国連本部、ヤンキースタジアムからブロードウェーまで、世界トップレベルの刺激が満載のニューヨーク。支局ではさらに南北アメリカ大陸すべてを取材地域として網羅しており、カナダからチリまで日々駆け回っています。


ニューヨーク支局はマンハッタン・ミッドタウンの高層ビルにあります。 ベルリン支局のオフィス

ベルリン支局は東西ベルリンを隔てたあの「壁」があった場所で、その後開発が進んでランドマークになっているポツダム広場のソニーセンター内にあります。
ガラス張りの支局から周囲を望めば、眼前に広がるのは東京ドーム45個分の広さを誇る公園、ティアガルテン。
「ボンジョルノ!」「グラシアス!」と道行く人はカメラを首から下げた外国人ばかり…そんな観光名所のど真ん中で、
私たちは日々仕事をしています。
では、特派員はどんな仕事をしているのでしょうか。
去年まで北京支局に勤務した山口誠一郎(入社19年目)はこんな貴重な経験ができる!と語ります。



(1)普通いけないところに行く喜び、普通会えない人に会える喜び

中国13億人のトップ、胡錦濤国家主席の記者会見に日本代表で出席し質問しました。5年間いても握手するチャンスは普通ありません。胡錦濤主席の手は大きくて柔らかいけど力強いものでした。新華社通信や新聞にその様子が出ました。


新華社が配信「胡錦濤国家主席と握手」 サッカー日中決戦リポート中に襲われた 常務島耕作2巻

北京のスタジアム前でサッカーアジア杯日中決勝戦のリポート中に反日活動家の取材妨害に遭いました。
それはやがて中国に転勤した「島耕作」に描かれました。


(2)外国料理を食べる喜び、痩せられない苦しさ

北京支局は中国大陸の他に台湾・香港・モンゴル取材をカバーしています。どこも食べ物が安くて美味しいんです。


焼きたての北京ダック 麺やクレープ主体の中国山西料理 日本人に優しい味付けの台湾料理

中国チベット族の鍋料理。 横綱白鵬の母が作ったモンゴル料理

だから「痩せられません、その土地にいる限り!」


痩せてた頃(2003年中国吉林省) 帰国直前(2008年北京五輪会場)


一方・・・


<社会部出身男性ディレクター>が明かす、”身についた能力”とは

2時間、3時間・・・外で立ち続ける「忍耐力」が身につきます。
取材相手の帰宅や出勤を待つ夜回り、朝回りは、自分との戦いでもあります。
その分、相手に会えて話を聞けたときの喜びは格別です。 
サイレン、電話音・・・あらゆる音に即座に反応できる「機敏さ」が身につきます。いやでも反応してしまいます。
マルガイ、ホシ、タタキ、ゲンタイ・・・警察用語の「知識」が身につきます。 
「とりあえず八王子方面へ向かって!」・・・「了解です!」と即答する「行動力」が身につきます。「八王子で何があった?何を取材するの?・・」とやりとりしている余裕は、緊急時にはない!何事も"動きながら"が鉄則です。
近藤篤正プログラムディレクターは
社会部記者出身

<政治部女性記者>が明かす、”身についた能力”とは"身についた能力"とは

足が速くなります。車をダッシュで追っかけることが多いので。
おじさん言葉をマスターできます。前は『私たち~』とか言っていたのが、『われわれも・・・』とか言いだします。
時間の使い方がうまくなります。1時間空いたら直ちにハリ治療に歯医者。
お昼を食べなくても動ける体になります。昼ご飯のタイミングは何時でもOK!
記憶力が良くなります。神経を集中して人の話を聞かないと原稿に使う言葉が覚えられません
大島理森議員を追う村上真理子記者

うちの部署のここが好き!

■OAの緊張とOA成功の感動で毎日アドレナリンが出る
■いろんな個性の人がいる。まるでカタログ全ページが揃ったように。
■嫁がもらえる(本人次第で)
■日本で自分以外誰も知らないであろう事実を知ることができる、歴史の瞬間に立ち合うことができる。


OA2分前でスタジオ緊張 OA1分前!編集長が原稿チェック追い込み

ナビゲーター


1992年入社 山口 誠一郎

私がこのホームページで報道局の中を案内させていただきました。この仕事に魅力を感じてくださいましたか。私は5年間ワイドショーディレクターとして事件、皇室取材、芸能張り込みに没頭したのち報道局に異動、ニュース番組の制作ディレクター、外信部で北京支局の勤務を経て、いまは昼のニュース『スピーク』のプログラムディレクターを務めています。1番組20項目以上のニュースの構成を考え、1分1秒を争うスピードでOAをしています。


私はこの仕事は視聴者の皆様の好奇心の代表であり、喜怒哀楽の伝達者であり、正義か虚偽かの判断材料の提供者だと思っています。好奇心をもって普通行けない場所に行き、普通会えない人に会うのですからこんなに楽しい仕事はありません。中国四川省の奥地ではパンダとも出会いました。


その出会いから6年、私は四川大地震で再びこのパンダ園を訪れました。余震による崖崩れが間近で5分おきに発生し、そのたび温和なパンダが園内を逃げ回ります。被災者の苦しみ悲しみも直接救えないのだからパンダも救えるわけがありません。


しかし報道職に就くなら、伝えることは出来るのです。被災状況を伝えると同時にどんなメッセージを記事や映像の中に込めるのか、現場記者はいろんな思いを胸に文字原稿とVTRを作り上げます。伝えることは社会を動かすきっかけです。


このホームページを見てくださっている学生のみなさんへ。
ニュースは、事件事故など出来事を紹介するほかに、出来事の矛盾や不条理を文字原稿で突付き、映像で虚偽を暴きます。事の良し悪しを考えるきっかけを作ります。長年の経験が必要ですが、それは報道局という組織が担っています。私も報道局が蓄えた50年間の経験に支えられ、上司先輩同僚の指導を日々仰ぎ、ニュース番組を制作しています。ニュースに興味をもった学生の皆さんへ、経験の有無を案ずることはありません、一緒にニュースの真実を追い求めませんか。

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