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2011年9月9日(金) 19:16 |
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台風12号の深刻な農業被害明らかに
エリアにも大きな爪あとを残した台風12号、深刻な農業被害が明らかになってきました。 倉敷市真備町や船穂町は国内2位の金時ニンジンの産地ですが、台風の影響で畑が冠水し収穫が絶望的になるなど、生産者が頭を抱えています。
流域に位置する倉敷市真備町などの河川敷では、国土交通省の許可を得て、金時ニンジンが育てられています。 しかし、台風12号の影響で約15時間にわたり畑が冠水。 根が腐り生育不良になるなど、壊滅的な状態だと生産者は肩を落とします。 猛威をふるった台風12号。 高梁川でも水位が上昇し、河川敷などの一部は冠水しました。 倉敷市真備町や船穂町などの地区は、香川県坂出市に次ぐ国内2位の金時ニンジンの生産地です。 正月のおせち料理などに重宝され、10月下旬から収穫と出荷が始まります。 しかし、作付け面積約20ヘクタールのうち、約4ヘクタールが冠水したことから、今年は出荷量の減少などが懸念されます。 岡山県によりますと、台風12号による農作物の被害は約800万円。 農地、農業用施設の被害は、10億8千万円以上だということです。 台風の残した傷跡が、実りの秋に影を落としています。
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