米本和広さん代理人による「警告書」（笑）を公開する

　９月９日（金）霊感商法被害弁連の集会に出席。満席の会場。ストーカー逮捕信者Uによる被害者Kさんの証言が興味深かった。ルポライター米本和広さんから彼女に届いた慇懃無礼な手紙も映像で公開された。ブログで被害者の名前を公開したことに対する言い訳だ。会場からは呆れたため息が漏れていた。私は統一教会の現状、別働隊である尾行・盗聴・盗撮グループ「白い旅団」の動向や統一教会本部職員が興信所を雇っていたこと、事実無根の名誉棄損の記述をブログで広げることで謀略勢力を客観的に支援する米本和広さんの動きを報告。会議の後半で神保町へ。用事を済ませ新宿で松元ヒロさんのライブ。イッセー尾形さんも松元さんも同い年。言葉と表現で活躍する彼らには驚嘆するばかりだ。霊感商法被害弁連の発言では届いたばかりの米本さん代理人による「警告書」も紹介した。弁護士は依頼されれば引き受けるのが一般的だが、前提は納得だろう。岡田宰弁護士、杉本博哉弁護士が米本さんの代理になったということは、これまた客観的には統一教会を側面から援護する立場を選択したということである。この弁護士は私が米本さんを「御用ライター」と評価することを「虚偽」だとする。冗談ではない。虚偽ではなく事実である。その事実をいくつか示そう。統一教会本部（渋谷区松濤）の前にある「愛美書店」では教会関連書籍が販売されている。そこには米本さんが統一教会のいう「拉致・監禁」（実際には反社会的行為を繰り返す組織から子供たちを脱会させる家族の営為）を批判する『我らが不快な隣人』が平積みされている。発売当初は「配慮」（信者の証言）から置いていなかったが、キャンペーンが行われるようになってからは、大量に購入するようになった。さらに信者が組織した「拉致監禁をなくす会」代表の小出浩久さん（私の発言を捏造）は米本さんに顧問就任を依頼するほどの関係だった。それもそうだろう。メンバーしか交流できない「メーリングリスト」で会員を「指導」していたのが米本さんだ。たとえばこんなことも書いていた。「後藤さん（有田注、後藤徹さんのこと。「拉致監禁をなくす会」副代表。１２年５か月「拉致監禁」されたというが警視庁も東京地検も完全否定）、「～～被害者の会」（有田注、「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」のこと。ここのサイトでも米本さんの著作は「お薦め本」として紹介されている）のサイトづくりは人不足のようです。エネルギーが余っているこの総務さんを サイトの共同管理者にし、いろいろやってもらえばいいのではないかと思います。文クッチンさんもきっと褒めてくれるに違いないと言えば、 飛び込んでくると思いますが」。こんな記述は枚挙にいとまがない。何よりも統一教会最高幹部は私に「（米本さんは）利用できる」と語っていた。米本さんが取材の便宜を図ってもらっていた根拠である。「御用ライター」という表現が気にくわないというのなら、こんどからはこう書こうか。「統一教会幹部から『利用できる』と評価されている米本和広さん」。ここに岡田、杉本両弁護士からの「警告書」を公開する。霊感商法被害弁連の弁護士複数にこの文書を見せたが「御用ライターでしょ。少なくとも５つの理由が示せる」との判断だった。