最終更新: 2011/09/10 11:04

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鉢呂経産相、「省エネエコポイント」構想表明 省内からは「実現は難しい」との声

野田内閣の新大臣が、突如打ち出した省エネエコポイント制度。消費者からは期待の声が上がる一方で、身内からは、実現は難しいとの声も出ている。
鉢呂経産相から、突如飛び出した省エネエコポイント構想。
鉢呂経産相は7日、「省エネポイントのような形でですね。今回は、国民の皆さんの節電の意識に火をつける」と述べた。
この裏にあったのはもちろん、2011年3月に終了した家電エコポイント制度。
この制度をめぐっては、家電量販店に大行列ができ、薄型テレビなどの売り上げが急上昇し、省エネ商品の買い替えが一気に進んだ。
今回、ポイント対象商品として挙げられたのが、消費電力の少なさで脚光を浴びているLED電球。
しかし、唯一の欠点は値段。
街の人は「まだ全然(LEDに)買い替えていないので。もしポイントがついたら全部、部屋中買い替えられる」と語った。
ところが今回は、このLED電球以外、具体的なポイント対象商品は不明のままとなっている。
街では、充電式乾電池や手で回して発電するラジオなど、省エネ仕様の防災グッズに加え、これからの季節に必要な暖房器具もポイント対象商品にしてほしいとの声が多く聞かれた。
ポイント対象の選び方次第で、省エネ商品の買い替えが大きく期待できるこの制度。
ヤマダ電機LABI新宿東口館の担当者は、省エネエコポイント制度について、「話としては挙がっているが、内容ははっきり決まっていないので。またここで、省エネエコポイント制度が導入されれば、市場がさらに活性化されると思われますし、客の節電志向も、さらに高まってくると思われます」と語った。
鉢呂経産相は「国民の関心も非常に高い」と述べている。
鉢呂経産相は、省エネエコポイント制度を、第3次補正予算案に盛り込みたいと意欲を見せている。
しかし、成立へは数々の難題があるもよう。
経産省内部からは、「指示されたから検討はするが、時間的にも、3次補正要求では厳しいだろう。LED電球は、わずか2,500円。その2,500円のために(ポイントで)あげられるのは、ガムだけ。非常に難しい」といった声が上がるなど、省内では寝耳に水だったとみられる。
小宮山厚労相の「タバコ1箱700円」発言による閣内不一致に続く、省内不一致のおそれが出ている。

(09/08 18:32)


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