東日本大震災の被災地で、住民の避難誘導などに当たって犠牲になった、警察官28人に対し、政府は勲章を授与することを決めました。
勲章を授与されるのは、東日本大震災の発生当時、岩手、宮城、福島の3つの県の警察本部に所属していた、合わせて28人の警察官です。東日本大震災では、住民に避難を呼びかけながら、津波に流されるなどして、警察官合わせて25人が死亡し、5人は今も行方が分かっていません。政府はこのうち、死亡した24人と死亡届が出されている4人の行方不明者の、21歳から60歳の28人に対し、命の危険を伴う公務中に亡くなったとして、階級に応じて、旭日双光章と旭日単光章をそれぞれ授与することを決めました。岩手、宮城、福島の3つの県警本部では、今月14日から20日にかけて、順次、震災で犠牲になった警察官の合同慰霊祭を行うことにしています。