鉢呂経済産業大臣は、9日午前の記者会見で「東京電力福島第一原子力発電所の周辺の町村の市街地は、人っ子一人いないまさに『死のまち』という形だった」と述べたことについて、午後の記者会見で「被災者の皆さんに誤解を与える表現だった」と述べ、発言を撤回したうえで陳謝しました。
8日に福島第一原発を訪れた鉢呂経済産業大臣は、9日午前の閣議のあとの記者会見で「周辺の町村の市街地は人っ子一人いないまさに『死のまち』という形だった」と述べました。これについて鉢呂大臣は、9日午後、第3次補正予算案に関連して臨時に開いた記者会見の中で「被災地の皆さんに誤解を与える表現だったと真摯(しんし)に反省をし、この表現を撤回させていただくとともに、大変申し訳なく思っている」と述べ、発言を撤回したうえで陳謝しました。また、鉢呂大臣は「原発周辺のまちに被災者の皆さんが再び戻ってこられるように、除染対策などを強力に進めたいと申し上げたかった」と説明しました。