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'11/9/10

三隅火電、10日に再稼働

 中国電力は9日、トラブルで停止していた三隅火力発電所(浜田市)が10日に運転を再開すると発表した。電力需要のピークは過ぎたが、出力100万キロワットの発電所が復旧することで、電力需給の余裕度が増す。

 三隅発電所は8月10日、ボイラーからタービンへ蒸気を送る配管の一部が損傷し、運転を停止。直径86センチの配管の溶接部分に幅3ミリ、長さ60センチの亀裂が見つかり交換した。類似箇所も点検し、予防措置として2カ所を取り換えた。10日朝に発電を始め、11日には通常運転に戻る予定。

 中電は9月前半(1〜15日)の最大電力を1033万キロワットと想定。供給力は1197万キロワットで、電力の余裕を示す予備率は15・9%としていた。火力の3発電所が今月、補修に入るものの、1設備として中電では最大の三隅が復旧するため「予備率はさらに上がる」としている。




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