2010年03月05日(金)

日本一になるためには 島川素

テーマ:ブログ


こんにちは、日本一のBチーム、慶應ラクロスサテライトチームを率いる熱い男、佐藤弘一からバトンを受け取りました、留学して本当は4年ですが、3年の島川素です。同期がもうじき卒業してしまうのはさみしいですが、普通の倍の同期を持つことができてうれしいです。

今回のテーマは日本一になるためにはということで、思うことを書かせてもらいたいと思います。確かに負けてしまいましたが、今までやってきたことは間違ってないと信じています。

日本一になるためには、後輩たちも語っているように本当に必要な要素が多いと思うが、その中で僕が1番必要になってくると思うものは、自信である。自信と過信は履き違えるなとよく言われるが、その違いは何だろうか。それは、努力に裏付けされているか否かだと思う。

ここまで中高大合わせて10年間の体育会生活や、留学生活を通じて様々や壁や敵に遭遇してきたが、その時に1番の敵となったのは自信を持つことができない自分自身である。特に留学中は、ラクロスにおいてもその他の生活においても、最大の敵は自分自身であったと思い出す。

敢えてラクロス以外の例え話をさせてもらうと、ロンドン留学中にネイティブスピーカーと英語で話す時のことがあげられる。自分の英語が伝わるか不安で、言葉が出てこない事が多々あった。その時の打開策は、それまでの自分が勉強してきたことを信じてとにかく失敗、つまり自分の英語が通じないこと、を恐れずたくさんのネイティブと話すということであった。

その結果、そんなに時間を要すことなく話すことができるようになった。これは完全に気持ちの問題であったと今ならわかる。Hey Haj, your English’s become better. なんて言われた時にはあの時思い切ってよかったと心の底から思う。

この話は、ラクロスにおいても、ある程度のレベルに達すれば、同じことが言えると思う。毎日の練習、本番までに踏んだ場数、あるいは、試合まで重ねたミーティング。こういった類いのものをいかに自分のものにして、信じることができるか、いや、信じ切ることができるか。ここがキーである。自信のあるものとそうでない者とでは、雰囲気が違う、プレーの質が違う。100パーセント戦術を理解して試合に臨むと迷いが生じなくなる。

そのためにはまず、目先の事に対して100%の力を注いで取り組む事が非常に重要であると僕は考える。そうでなくてはいくら長期的な目標を立てても達成する事はできない。そして、大事な局面で自身を信じ切る事ができなくなる。

トレーニングで手を抜いてしまっては、試合中の疲れた自分の心の中に浮かぶのは「あの時、手抜いたからだなぁ」という事だと思う。逆なら最後まで走りきれる!

自分を信じ切れるような最高の準備をして、本番を迎える事が大切。そうすれば、自ずと日本一という結果はついて来ると僕は確信する。

次はスピードスター高見沢直樹です。骨折して治療中ですが、彼の存在、怪我のお陰で僕ら四年の結束力は更に増しました。では、たかみ、よろしくお願いします!
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2010年03月02日(火)

友よ、丸子よ、我が青春の慶應ラクロス 近藤 光

テーマ:ブログ
$慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー
(開幕戦対早稲田での近藤選手)


四年目でゴーリーとして活躍、病院では看護婦に手を出し、今では自ら進んでジャンキーズの領袖となるなど、慶應らしいゴーリーに成長した「守護神」木下。そんな彼から西早稲田の油そば屋で、シレっとバトンを託された近藤です。

ラクロス未経験スタート&実家-丸子の移動が1時間以上かかる環境で反骨心を高めあった帰路の南北線が懐かしい。全日に向け、密かに特訓していたbreak makingはならなかったが、お互いよくやってきた。オレはそう思う。

さて、自身最後の日記リレーはテーマが『日本一』ということなので、慶應ラクロスが『日本一』になるために、組織の中の個人として自分が何を思いチームに携わってきたかを簡単ではあるがここに記して部を去りたい。プレーに関してはこれからもグラウンドで随時。

慶應の言う『日本一』とは社会人を倒すことが前提にある。この『日本一』を達成する際に圧倒的なアドバンテージとなるのは、社会人には不可能な多くの時間を共有し、利害を気にせず目標に向かう仲間の存在だと思う。練習は個人の「上手さ」を向上させ、練習外での仲間との濃厚な関係は「強さ」を組織に与えてくれる。

共有された時間と、そこで得られた仲間への思慮ある行動はチームに一体感を与え、観察力や洞察力を養う。そしてチームとして戦うときに、それらが他大学や社会人へのカタチなき威圧感に繋がる。こういった技術面では補完できない、名将・野村克也が言う「無形の力」のようなものこそが、学生チームだけが向上しうる最大の強みなのだ。この積み重ねで、チームの文化は形成され、継承されていくものだと思う。無論、この日記リレーも文化のうちの一つだろう。

ところが、慶應ラクロスに入部して感じてきたのは、『学生主体』とは謳いながらも歴史的にも構造的にも「無形の力」を阻害する要因が他大よりも多いことだった。大学外部の自分には現状を改善する余地があるように思えたし、部員が練習外で共有できる機会をコントロールする必要があるように感じた。そして何よりも慶應が経験者中心の「上手い」だけの集団に堕ちることへの恐怖があった。

そこで選手以外における自分の役割として見つけたのが、一年終盤から携わった運営面での活動だ(自分の行動を認めて下さった池田さん他PUの先輩方やみっくんさん・坂野さんには深く感謝している)。

広報活動を始め、新歓活動から応援プロジェクト、保護者懇親会などを企画・改善してきた経験から、自分は4年になって運営面を統括するチームストラテジー(TS)を創設し、通年でリーダーとして率いた。本年度の運営方針として部員一人一人が存在意義を見出す手助けをすることを掲げたのも、一人ひとりが部に実存し、認め―認められる「強い」信頼関係を作りたかったからだ。これこそが主体性につながると学年でも話し合われたし、そういった観点で本年度は班活動・プロジェクトの企画・運営を行う方針で進めてきた。

だがしかし、本年度リーグ戦で、09慶應ラクロスは一橋相手に歴史的大敗を喫した。
高校三年間をラクロスに捧げた部員や代表経験者がいながら学生相手に負けたことは恥かしい。だがそれ以上に運営を率いた自分としても責任を痛感するところが多いし、「上手さ」だけではなく「強さ」で負けた現実もチームとしてしっかりと受け止める必要があるだろう。

慶應が歴史的・構造的なアドバンテージの上で胡坐をかいている間に、戦力的にも文化的にも昨今の学生ラクロス情勢の中において弱体化してきたことは否めない。ただ、いまはその過渡期にあるわけで、ここで踏ん張らなければ、他大にプレーだけでなく、文化レベルでも差をつけられてしまうだろう。だからこそ後輩には部員は選手であると同時に運営主体でもある自分を見詰めなおし、戦術やプレーだけではなく運営面でも部にアクションを起こす使命があるのだ。

押し付けがましい意見になるが、見ているOBOGや観客、ラクロス関係者がゾクッとするような、プレーでも文化でもラクロス界を率先する姿を取り戻し、日本一ではなく『日本一』を目標に掲げ続けて欲しい。少なくとも自分が部に携わる上で心に抱き、実践しようと決めた‘pioneer’s pride’はその両立をこの身ひとつで体現することにあった。みんなは自分の‘pioneer’s pride’を持っていますか?

さて、現役時代の部活動へのコメントも最後になる。本年度09慶應ラクロスがフィールド内の戦略・戦術を掌るゲームストラテジー(GS)と並行させTSを設置し、好き勝手やらせてもらったのも「一体感」に理解のある素晴らしい同期に恵まれたからだと思う。ありがとう。そして、義塾の本流に注いだ支流に過ぎぬ生意気な自分を可愛がって下さった先輩方や、刺激を与えてくれた後輩たちには深く感謝している。さらば!友よ、丸子よ、我が青春の慶應ラクロス。大学四年間をここに捧げた自分の選択に間違いはない。

さて、次のヒロカズが充分に和らげてくれることを前提にカタメのトーンで書いた自分に罪はなかろう。彼は一年時の夏合宿では腕立て伏せ10回も出来ずに号泣するいたいけな巨人だった。だが、「ミキスケ政権」で頭角を現し、4年次には2軍幹部にまで成長した。朝から丸子の空にタブーを連呼、夜になればMGに対するヒール役に徹するなど超弩級の存在感で部を席巻するに至る。では、ヒロカズよろしく


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2010年02月28日(日)

ありがとう慶應ラクロス 木下悠貴

テーマ:ブログ
$慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー
(ゴールを死守する木下選手)


同期のMG沙織からバトンを受け取った4年間ゴーリーをやらさせていただいた木下悠貴です。

一年間の途中入部から一橋戦の敗北までの約四年間。同年代の人間の誰よ
りも貴重で濃い大学生活を送れたと自負しています。

大学3年時の全日本準優勝、大学4年時の学生ベスト10
から歴史上初のファイナル4敗退。スポーツの歓喜と栄光、そして
厳しさを教えてくれた慶應ラクロスに感謝しています。80名を超え
る仲間と切磋琢磨した4年間は私にとって最高のドラマでした。も
うこの日記リレーを書いて追いコンを迎えれば最終回です。

最終回の前に後輩に伝えたい事それは最後まで仲間を信じてほしいという
事です。一橋戦の80分間、僕はとても冷静な気持ちで試合を最後尾
からみていました。

この試合負けるはずがないと思っていた自分がいながら、逆にこの試合勝
てないなと思う自分もいたのです。
それでも最後までそのアンバランスに保たれながら、最後まで立っていれ
たのは同じフィールドにいる仲間、応援席にいる仲間がいたからです。

スポーツの世界は素晴らしいです。でも本当にスポーツの素晴らしさを語
れるのは頂点を極めたやつにしか語れないと思います。
これから慶應ラクロスを背負っていく後輩達は09慶應ラクロスを踏
み台にして、こんな代になってはいけないという気持ちで頑張ってくださ
い。

スポーツの素晴らしさを語れる人間になってください。
でもスポーツが素晴らしいのは、仲間との大切な日々があるからだという
事を忘れないでください。

こんな僕をゴーリーとして最後まで信じてくれてありがとう。こんなくそ
みたいな先輩を最後まで慕ってくれてありがとう。特に那智、中井、櫻
井、小畑、ありがとう。
これからは君達の時代です。

どっか遠い埋め立ての地から応援しています。
これからはこの受け継がれていく日記リレーを観客席から。

次のランナーは近藤です。よろしく!
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