2010年03月06日(土)

今の想い  富野真弘

テーマ:ブログ
こんにちは。今年度副将の長からバトンを受け取りました4年富野真弘です。
大きな怪我を克服し、ユースや代表を経てオフェンスの中心として活躍した彼の姿には幾度と無く勇気付けられてきました。もうその勇姿が見られないのが残念でなりません。

さて、今回が最後の日記リレーです。何を書くかいろいろ考えましたが、読み返すと長いうえにずいぶんと偉そうな事を書いています。ただ、こんな事書くのは最初で最後なので大目に見てください。内容は、11月3日以降考えてきた事についてです。

<今後どうしていくべきか>
・自分に何が出来るか・何をすべきかを認識し、我武者羅になることで自主的に発展させていく事

・当事者意識を持って伝統や慣習に疑問を持ち、自らの意思で改革していく事

正直、組織において個人が出来る事は微々たるものだ。ただ、逆に言えばその些細な事を徹底的に追求していかなければならない。試合や運営において局面ごとに自分がやるべき事を明確にし、それを全員が完璧に遂行できる組織は強い。

僕は最近「強い組織=個々が自分の出来る事に誇りを持ち、周りを巻き込みながら自らの手で進化させていける組織」だと思う。だからこそ、一人一人が自分の存在意義を見出すことができ、組織として硬直せず進化し続けるのではないか。

我武者羅に挑戦や工夫を積み重ねる中で光を見つけるのは確かに難しいし、行き詰まる事や失敗する事もある。ただ、その失敗は徹底的に原因を考えなければ前に進めない。失敗したら原因と共に打開策まで考えて引き継いでいかなければならない。

もちろん成功したときも同じだ。むしろ、成功したのはあくまでも過去である事を忘れてはいけない。全く同じ事を違う人間がそのままやることは不可能なのだから。工夫して自分たちに合うように変えなければならない。変えていく権利は必ず部員全員にある。

自分に今何が出来て、今後どうなっていかなければならないか、そのために今の自分自身や組織をどう変えていかなければならないか――特にチーム運営においては、これを全員が本気で今一度考え直さないと先へは進めないと思う。

「慶應ラクロスは学生運営であり、変革したいと思えば自分たちの手で変えていける」
――これは紛れも無く現役部員の特権である。「このメンバーで出来る今年だけのチーム」という当事者意識を持って伝統や慣習をすべて1度疑い、変えていく機会だと思う。

<今年気付けた事>
・覚悟を持って動き出せばやるべき事は自然と見えてくる
今年僕は例年に無いポジションでチームに携わることになり、正直最初は不安しかなかった。ただ同期から「具体的に何が出来るかはグランドで考えればいい。

日本一を目指す覚悟があるかどうかだけを考えて欲しい」と言われ、引き受けることにした。それからはとにかく足を引っ張らないように必死だった。正直僕はこれまでチームに貢献してきたのだろうか?という点がずっと引っかかっていた。だから最後の半年は全力で取り組めたのだろう。

遅れを取り戻すために、活躍の場を与えてくれた同期の期待に応えるために、そしてこのチームで日本一になるために結果として、やるべき事は行動するたびに見えてきて、徐々に形になっていった。
存在意義も見出せたし、おぼろげながら新しい文化を生み出すきっかけを残す事も出来たかもしれない。

<負けて思った事>
・結局のところ結果がすべて
・負けて残るのは結果と後悔と虚無感

ただ、だからこそ目に見える結果が欲しかった。「よく頑張った」とか「負けて申し訳ない」とかそんな言葉よりも
「おかげで日本一になれた」と言わせたかった。

今年自分が取り組んだことの正しさを結果で証明したかった。
ただ、そのチャンスはもう無い。「優勝しなければ準優勝もビリも変わらない」というが、最終的に結果として残るのは「2009年のチームは19年ぶりにFINAL4で負けて全日に行けなかった」というただそれだけである。

「FINALに行ったらOOしよう」とか、「全日用にOOの準備をしておこう」といった計画も実行できず、むしろ「FINAL4のためにもっと準備できたのではないか」、「何かチームの異変や問題点に気付けていたなら具体的な行動に移せたのではないか…」という疑念がまだ拭い去れない。

負けた直後は何がなんだかわからなかったのが正直なところだが、後々になって「今年のチームが日本一になるためにもう何も出来ない」と言う現実を徐々に思い知らされた。また、他大学が自分たちよりも長い期間ラクロスをしているという現実を知り、所属していた過去3年間は12月中旬まで、つまり国内の大多数のチームよりも長い間ラクロスが出来た事の大切さを今更ながら改めて痛感した。だからこそ、最後の年はあまりにも早く終わってしまった事から虚無感を感じている。

この無念は後輩たちが晴れさせてくれる事を期待している。いや、歴代の諸先輩方の想いと言ったほうが正確かもしれない。
残り時間は短いが、まだ僕自身何かできることはないか考え、実行していきたい。

長くなりましたがこれで終わりにします。4年間ありがとうございました。
次のランナーは僕らの代のゴールを守り続けた#1永山竜太です。
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2010年03月06日(土)

日本一を目指すこと 長雅之

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北岳の頂上もキモチいいけど、富士山の頂上はもっとキモチいい

 こんにちは。今年、副将を務めさせていただいております4年の長雅之です。ポジションはATで、背番号10番をつけさせていただいております。

 日本一を目指すということについて4年間の僕の思いを綴りたいと思います。

 私は2年生のシーズンまで、日本一を目指すということは「お世話になっている人たちへの恩返し」だという風に考えていました。

一年生の時は尊敬する4年生のために応援を頑張り。2年生の時は慶應のATレギュラーで試合に出る立場として、先輩を日本一にしてあげたいという一心でシーズンを過ごしていました。というより答えが見つからず自分の中でそう結論付けていました。

 私の日本一を目指すことに対する答えは3年のシーズンで見つかりました。それは全日本選手権準決勝でラガマフィンズに勝利したときのことです。あの日、試合終了の笛が鳴った瞬間、私は今までの人生で感じたことがない感情で胸がいっぱいになりました。

そしてそれが自然と涙へと変わった。周りを見渡せば、私と同じように涙を流している人達がフィールドにもスタンドにもたくさんいた。人生で一番幸せな瞬間だった。その瞬間をもう一度味わえるなら味わいたい。そして、まだ未感の領域の「日本一」の瞬間を感じないまま終われない。
 そのとき私は、誰のためでもなく自分のために日本一を目指していたことに、ようやく気づきました。

私の活躍(プレー以外のことも全て含みます)によって観客が歓喜し、
私の活躍によって自分の感情がコントロールできないくらい喜び、
私の活躍によって後輩が日本一を本気で目指したいと感じ、、、
そうやって人の感情の変化のきっかけに「長雅之」という私の存在があることに私はとても喜びを感じます。その喜びを感じる瞬間を何度でも味わいたい。イコール「日本一になること」なんですね。
 
 だから最近私はよくトップチームの人達に言います。
チームが日本一を目指しているからではなく、自分が日本一になりたいから練習するんだろう?と。
戦術ユニットがいくら我武者羅になれと言っても、みんなが本当に我武者羅になって勝ちたいと思ってないと意味が無い。気の抜けたプレーをしたやつがいたらそれを指摘しないと自分の夢から遠ざかるだけ。

 みんな、もう一度自分が本当に日本一になりたいのかじっくり考えてください。もしYESなら自然と周りを巻き込もうと思うだろうし、自然と厳しいチームになるはずです。
ここから先の戦いは、もう幹部や戦術ユニットがどうするというより、個人の中のその意識を高めることが重要でしょう。といっても簡単です。再認識するだけでいいのです。日本一になりたくなかったらとっくに部活にはいないはずです。

 これからの練習、私は副将としてでもOFリーダーとしてでもなく、一部員として自分の夢のためにチームを鼓舞します。日本一になるためにできることがあるなら何でもやります。一緒に人生のクライマックスを味わいましょう。

キモチよさそうですね、日本一。

あと、ひとつ。
四年生のみんな。俺はみんなと4年間一緒にラクロスをすることができてすげー楽しかった。苦しい時も、辛い時も、みんながいたからここまでやってこれた。本当に感謝しています。大好きです。みんなが喜んでいる姿を見ること。おれの得点でみんなを喜ばせること。これも「おれが喜びを感じる時」であり日本一への原動力です。ありがとう。


さぁ、次のお方はTOMINO!!ピザ屋っぽい!!!!
おれらの代を冷静に、そしてやさしく見守ってくれる富野は、3年MGのトモコもワンチャン狙ってしまうくらいナイスガイです!さぁ、タチツテトミー、君の日記でみなを泣かせてやってくれい!!


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2010年03月06日(土)

「日本一を目指す」ということ 田邊浩一朗

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11月3日のFINAL4、試合終了のホイッスルとともに09 KEIO LAXのシーズンは終わりを告げてしまった。
負けた実感はなく、涙も出ない中で「あの時ああしていれば、こうしていれば」と後悔ばかりが頭をかすめる。
飲んで起きてもう一回喪失感に襲われて、岡田さんが現役引退の時に今までラクロスのために朝起きてご飯食べて寝ていたからどう生活していいかわからないと言っていたのを思い出して妙に納得。

と、そんなこんなで二週間以上が経った。
大きな心境の変化はないけど今、「慶應ラクロスで日本一を目指す」ということを僕なりに考えて書いていこうと思う。
でここからの話なんだけど二回目の小原、ディグダ、ローサごめん笑

日本には多くのラクロスチームがあって、それぞれがそれぞれの目標を持って練習をして、試合に臨むわけだけど、「慶應ラクロス」であることの大きな違いっていうのは「勝ちたい」じゃなくて「負けられない」なんじゃないかなと思う。

何より思い出すのは去年の明治戦。
正直、去年で一番きつい試合だったけど・・・
当時慶應が明治に負けるとは部員の誰も(多分)思ってなくて、でも3Q終わった時点で4点差くらい負けていて、でその時頭の中を支配していたのは「勝ちたい」じゃなくて「負けられない」と。

いやあんま変わらないじゃないかと思う人もいると思うんだけれども、これは自分の中では大きな差であって、良いか悪いかは別として思えばそれまでもそこからも学生相手に「勝ちたい」と思ったことはなく、少なくとも去年と今年の二年間「負けられない」という苦しさの中でやってきた。

ただ全日のラガ戦の4Q、相手が迫っているときに初めて試合に「勝ちたい」という感情が湧きおこってきて、あんな緊迫した状況なのに緊張というよりむしろ楽しくて、勝った時は本当に気持ち良かった。

$慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

こんなんなってるし笑

点が入ったときやナイスプレーをしたときは単純にうれしいし、ラクロス自体は非常に楽しいけどやっぱりシーズン通して先述の苦しさとずっと戦っていた。
苦しくて苦しくて、でもその先に本当に楽しい瞬間ってのがあって、そういう意味では誤解を恐れずに言うなら昨年のFAL戦も負けたけど本質的にはすごく楽しい試合だった。

で、今年これを後輩に体感させてあげられなかったという点で本当に申し訳なく思っているし、少しでも何かできることを探さなくては・・・という思いがある。
で、これは押し付けるわけじゃないが、この苦しさみたいなものが慶應の強さなんじゃないかと思う。
ウィンターやあすなろでも波崎でもなんでも。慶應の名前を付けているからには「負けられない」という危機感を持ってラクロスをしてほしい。

大抵の相手は「勝ちたい」と思って向かってくる。
勝ちたいと思っているチームは弱いんだけど、勝ちたいと思っている分強い。

意味わかんないけどわかるよね?
文字にすると伝わりづらいね、ケソ笑

そんなこんなで本当に徒然なるままに書きました。皆拙文とかいうけどこれは本物の拙文ですね笑
見返したら緑と赤が踊ってます。
今までよりちょっと真面目に書いたんで勘弁してください。

では次はピッチのおしゃれマエストロこと長雅之君です。
よろしく!!!
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