米国の大統領専用機「エアフォースワン」の飛行計画とみられる画像を、羽田空港に勤務する50代の男性主任航空管制官がインターネット上に掲載していたことがわかった。国土交通省が9日、明らかにした。管制官は国交省の調査に、自分のブログであることを認めている。本来は非公表の飛行計画を明らかにしたことは、国家公務員法の守秘義務違反にあたる可能性もあり、国交省は「厳正に対処する」としている。
国交省によると、掲載されていたのは、羽田空港の管制塔内部などの画像計12枚。このうち2枚に、飛行計画が表示されたパソコンの画面が写っており、うち1枚はエアフォースワンのものとみられるという。
管制官は国交省の調査に対し、数カ月以上前に、管制塔内などで個人所有のデジタルカメラで撮影し、数日以内にアップロードした、と話したという。ほかにも個人の旅行先の写真などもあったという。