BOSS 2011.4.14 THU.10pm Back!

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『それでも、生きてゆく』の世界を撮る3人の監督に意気込みと各話の見どころをうかがいました。

永山耕三監督
宮本理江子監督
並木道子監督

第十話見どころ

10話は、洋貴が“双葉と出会ってからどう成長してきたのか?”が分かってくる回になると思います。自分の全てをさらけだすことのできる強い人間になることで、問題が解決しなくても前を向いて“それでも、生きていける”という、このドラマのテーマに近づいた洋貴をお見せ出来るんじゃないでしょうか。まずは洋貴のそんな心の変化が見どころです。映像的には、洋貴と文哉…男同士の衝撃シーンがあったり…、双葉が文哉に言葉ではなく訴える場面も、見てくださっている方にはすごく伝わるものになると思います。また、文哉が15年前にどうして事件を起こしてしまったのか? 正当な理由にはならないかもしれませんが、本人の口から語られるので、今までずっとそこを気にしながらご覧になられていた方は、初めて少しスッキリすることが出来るかもしれません。また、響子と隆美の未来を予感させるシーンも、とても素敵に撮れています。8、9話とダークな流れになっていましたが、10話は最終回に向けてそれぞれのキャラクターに見えてくる希望を感じ取って頂きたいと思います。

第十話

第八話

第六話

第三話

『それでも、生きてゆく』を演出するにあたって。

今回のドラマは芝居の達者な役者さんがそろっていて、脚本も人間というものが繊細に描かれています。ですので、演出的にはなるべく余計なことをしないというか…。役者さんたちと一度芝居を作ったら、もうそれを“見守る”ようなスタンスでいたいと思っています。カメラマンにも無理矢理かっこうの良い画(映像)を作らないで良いと言っています。人間の表情さえ捉えられていれば、技術的なことを追加する必要がないんです。演出がなるべく前に出ないように、見ている方たちが登場人物に集中出来るように…ドラマを撮る時にはいつも考えている事ですけど、特に役者さんたちの表情をつかまえていければ良いと思って撮っています。

ストーリー的には辛いドラマなのですが、私は坂元さんが描く人間たちの矛盾を大切に撮っています。例えば、ともすれば敵対する関係にありながらもふとしたところで通ってしまいそうな洋貴と双葉の心…そんな人と人との危うさや繋がりを描くことも今回のテーマで、それを表現することこそ“ドラマ”だと思うんです。見て下さった方が、このドラマを通して人を愛おしく思えたり、逆に人間って何だろう? ということを感じて頂けたら良いですね。

宮本 理江子監督
代表作:『For You』、『ビーチボーイズ』、『拝啓、父上様』、『風のガーデン』、『流れ星』

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