女優の音無美紀子(61)が9日、10日から始まる「自殺予防週間」を前に都内で行われた内閣府主催のイベントに出席。夫の俳優・村井国夫(66)の励ましで自殺の悩みから立ち直ったエピソードを語った。
音無は1987年に乳がんの全摘手術を受け、翌年には抑鬱状態から自殺の悩みを抱えていたという。「眠れず、死にたいと口にする私の背をさすりながら『あと5年、子供たちの成長を一緒に楽しもう』と夫が言ってくれたのが救いになりました」と語り、身近な人の言葉が自殺の予防になると訴えた。
日本の自殺者は13年連続で3万人を超えており、厳しい状況が続いている。音無とともに、作家の乙武洋匡さん(35)や蓮舫行政刷新担当相らが自殺の予防を呼びかけた。