現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. アジア
  5. 記事
2011年9月9日15時1分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

北朝鮮、ロシアで「農地賃借」検討 自国民が耕作

関連トピックス

 慢性的な食糧不足が続く北朝鮮がロシア極東の広大な休耕地を借り受け、自国の労働者を使って耕作する案をロシア側と協議していることが分かった。8月24日のロ朝首脳会談で北朝鮮が求めた最大40万トン規模の食糧支援にロシアが難色を示し、この案が浮上した。

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記はメドベージェフ・ロシア大統領との会談で、30万〜40万トン規模の食糧を無償で提供するよう求めた。ロシア側は有償での支援なら応じる考えがあるとし、休耕地の賃貸案を話し合った。ロシア・アムール州で実務協議が始まっており、借り受け面積は数十万ヘクタール規模になると見られている。北朝鮮の労働者がコメや大豆、小麦などを生産するという。

 韓国政府関係者らによれば、ロシア極東では人口不足で耕作できない農地が大量に余っており、韓国企業や宗教団体が農地を借り受けている例もある。1千ヘクタールの耕地面積あたり年間約1500トンの食糧を生産した実績もあるという。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

金正恩氏は後継者としてすでに実権を掌握しているのか? 北朝鮮ウオッチャーに聞いた。

まだ解決していない北朝鮮拉致問題。真実は?被害者のこれからは?

近いようで遠い国北朝鮮の現状とは…


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
  • 中国特集