Google AdWordsにもYahoo!リスティング広告にも無料で使えるコンバージョン測定のツールがあります。
コンバージョンページに「タグ」を入れるだけなので、ご利用の広告主の方も多いと思います。
もしまだ何もコンバージョンの測定をされていない方はぜひご利用をおすすめします。
ただ、どのコンバージョン測定ツールでもそれぞれの「仕様」や「クセ」の違いがあります。
同じ期間でデータを見ても数値が違ったりするのはその「仕様」や「クセ」のせいです。
今回はAdWordsの「コンバージョントラッキング」とYahoo!リスティング広告の「コンバージョン測定機能」についての注意すべき大きな違いについてふれさせていただきます。
コンバージョンの「付き方」の違い
Yahoo!リスティングのコンバージョン測定機能やその他多くの広告効果測定機能では、コンバージョンがあった日にレポート上もコンバージョンが付きます。
しかし、AdWordsのコンバージョントラッキングではコンバージョンに至った広告がクリックされた日に「戻って」レポート上コンバージョンが付きます。
月初に前月のコンバージョンレポートを出すと、前月分のコンバージョンがまだ全て付与されていないのです。
AdWordsのコンバージョントラッキングをご利用の方はここに注意が必要です。
可能であればコンバージョンのレポートは「前々月分」までを参照する、もしくは「Google Analytics」など別のツールを使うことをおすすめします。
Cookieの保持期限の違い
下記の図の通りYahoo!リスティングのコンバージョン測定機能の「Cookie保持期限」は４５日です。
最長４５日前にクリックのあった広告にまでコンバージョンを付けることが可能です。
AdWordsのコンバージョントラッキングではこの「Cookie保持期限」が３０日と少し短くなっております。
月初に前月のコンバージョンレポートを作成して、AdWordsとYahoo!リスティングを比較する事は出来ないのがお分かりいただけると思います。
商材・サービスにもよりますが「リードタイム」の長いような商材・サービスだとコンバージョン数に違いが出てきます。
AdWordsのコンバージョントラッキングやYahoo!リスティングのコンバージョン測定機能だけでは「コンバージョンの付き方」「Cookie保持期限」という「土俵」が異なるので正確に両者の比較が難しいです。
Google Analyticsや他の効果測定ツールなどを使って、同じ条件でAdWordsとYahoo!リスティングの比較をするべきだと考えます。
こんにちわ、早速セミナーの最後に補足させて頂いた話を分かりやすくまとめて頂き、ありがとうございました。
ところでヤフー、グーグルともになのですが、別の広告をクリックしてコンバージョンした場合にどうコンバージョンをカウントするかとか、同じ広告を複数回クリックしてコンバージョンした場合にどうカウントするのかなど、様々なバリエーションのクリックとコンバージョンのパターンのカウント方法を解説したようなページってご存知でしょうか？
衣袋さん、コメントありがとうございます！
はい、セミナーの際の衣袋さんのお話を聞いて、まだ理解されていないんだなぁ、と思いブログのネタに使わせていただきました。
>別の広告をクリックしてコンバージョンした場合にどうコンバージョンをカウントするか
同じAdWordsアカウント内の広告であれば「一番最後」の広告にコンバージョンが付きます。
AdWords広告をクリック後にYahoo!リスティング広告からコンバージョンしたような場合だと、AdWordsとYahoo!リスティングの両方にコンバージョンが付きます。
>同じ広告を複数回クリックしてコンバージョンした場合にどうカウントするのか
こちらも「最後のクリック」にコンバージョンが付くことになります。
AdWordsだと「サーチファンネル」で見ると、同じキーワードをクリックしてコンバージョンに至った事が分かります。
実際、同じキーワードを複数回クリックしたあとコンバージョンに至っているケースは多いですね。
>様々なバリエーションのクリックとコンバージョンのパターンのカウント方法を解説したようなページってご存知でしょうか？
ちょっと探してみたのですが、うまく説明してあるような記載が見つけられませんでした。
確かに分かりにくいですね、ご質問の内容もブログのネタに取り上げさせていただきます。
ありがとうございました。
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