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2010年7月 9日 (金)

ここだけの話、再びであります。

暑いですね。お見舞い申し上げます。

久方ぶりにとある御仁とお会いして最近の状況を伺う。
正直、ここには書けない話が多い(^-^;
と言ってしまっては身も不蓋もないので、少しだけ書く。

鳴り物入りで導入したEH-101だが、可動率が低く、現場では
余り評判が宜しくないらしい。
(それでもMH-53Eよりはかなりましだそうだが)
今の状況だと、次期HS候補ナンバーワンであるNH90だが、
現場サイドでは、同じ欧州製ヘリということで本当にそれで
良いのかと不安がられているらしい。
海幕サイドはシコのヘリはもう買わないという意向だそう
だが、現場との乖離は激しい。

LJDAMのデジグの件だが、LJDAM導入時にオマケで
デジグが付いてきたそうな。デジグの運用はやはり
特戦群あたりがやるそう。
LJDAMのレーザーパルスコードは日本にリリースされて
いないため、デジグの国産化は無理とのこと。
米国製のデジグ(AN/PED-1 LLDR等)だとFMSになって
しまうらしい。欧州製で良いものがあるとのこと。

他にも色々興味深い話があるのだが、自己規制。

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コメント

南艦の101はどうなんでしょうねえ。
空の60後継もどう動いているのか気になります。

投稿: 出先 | 2010年7月 9日 (金) 11時52分

>空の60後継

空と海の救難組織の統合は既定路線ですから、P-3やP-1の乗員数を収容できる機体が求められるでしょう(機体の狭さから海のUH-60Jは不評)。MはSH-60Kのストリップダウン版を提案しています。

投稿: keenedge | 2010年7月 9日 (金) 13時07分

LJDAM導入するならF-2のターゲティングポットにレーザー照射能力の付与はないんですかね?それとも俺は知らないが追加されてたり?

投稿: 軍事マニア | 2010年7月 9日 (金) 13時44分

EH101ってだめな子なんですか?
設計が新しくてライセンス国産もしてるし、すでに警視庁でも使ってるし、稼働率は悪くないと想像していたのですが・・

投稿: 名無しさん | 2010年7月10日 (土) 11時24分

↑ラ国になるのは三機目からだからじゃないかなぁ・・・

投稿: | 2010年7月10日 (土) 21時46分

今年の岩国フレッドシップデーでCH-101が展示されており、南極に行ったというパイロットさんとお話をすることができました。その話だと、「飛ばすようにするまでに手間(時間)がかかる」と言っていましたね。動き出してしまうと、あまり問題はないというニュアンスのお話でした。たしか、2機もっていった内の1機は故障して、途中で稼働できなくなったような話も聞きました。

投稿: アイゼンシュタイン | 2010年7月12日 (月) 13時52分

MH-53Eよりは、言う事を聞いていい子だが、それでも、まだ、言う事を聞かない事もある子ってところでしょうか。選定当時は選択肢が、そうなかった中での選定ですからね。今後、配備、乗員の習熟が進むにつれても、同じような事が、続くようなら、考え物かと・・・。

投稿: 灰色猫 | 2010年7月13日 (火) 23時51分

>>飛ばすようにするまでに手間(時間)がかかる

NH90はメインローターが折り畳み可ですが、EH-101は取り外しが必要だからでしょうか?それともエンジンが3発なので整備の時間も1.5倍?

投稿: 雨辰 | 2010年7月14日 (水) 00時32分

連投でスミマセン。
CH-101はともかくMCH-101はローターは自動折り畳み機構でした。艦載型ですから当たり前ですね。
となるとやはりエンジンメンテの問題でしょうか。

投稿: 雨辰 | 2010年7月14日 (水) 06時51分

パイロットの方も色々と制約があるので、細かいところまではお話になりませんでしたが、エンジン系のような感じはしましたね。3発ですから。

投稿: アイゼンシュタイン | 2010年7月16日 (金) 14時13分

まぁ、米VHがあれだけ揉めたあげく、チャラになったことを考えれば、さもありなん。といったところですかね…
>EH系

投稿: 568 | 2010年7月24日 (土) 14時02分

 可動率が低いというと、製品に何かしらの問題があると捉えられがちです。実際、製造工程や設計側に原因を求められる方も多いです。

 しかし、サポート品質も重要な要素のひとつです。ここを見に来られるような方には釈迦に説法かもしれませんが、ヘリも含め、航空機は非常にシビアな設計がなされています。早い話が、航空機の部品は壊れるものです。ただし重大な事故につながらないように、定期的に検査をして交換をします。このとき交換部品がなければ、製造や設計に問題がなくとも可動率は低下するのです。

 またライセンス生産といえども、全ての部品を国産出来るわけではありません。重要な部品は開発元に発注して取り寄せます。この場合、問題の起きている相手は主に陽気な国のメーカです。後はお察しください。

 つまるところ、国内開発になれば起きにくくなる類の問題です。というわけで、さっさと開発・調達の防衛費を倍増してですねゲフンゲフン。

 とか言いつつ、私が聞いたのは部品調達に問題があるという断片的な話しなので、それが主要因なのかは不明なわけですが。壊れるはずのないうちから壊れていたら話が違ってきますね。

…結局、問題があれば即製品の欠陥と思わないで頂けたらな、というのがメーカ寄りの人間の思いです。人によっては甘えだと思われるかもしれませんが。以上長文失礼しました。

投稿: | 2010年7月27日 (火) 22時36分

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