岡部 健 FX本ブログ (2008年販売終了)

2008年4月22日火曜日

Xpの着せ替え

こんにちは、岡部です。

前回に引き続き、Xpのことです。


Xpのデスクトップテーマを従来のものより、ちょっとひきしまった雰囲気の

隠れテーマに変更できます。



よくあるサードパーティによるものではなくて、

マイクロソフト公式のものなので安心して使えます。


こちらからダウンロード




後は、通常のデスクトップテーマ変更の手順とおなじ。

Xpのデスクトップを右クリックしてプロパティ


Royalというテーマが追加されているはずなので、それに変更します。


なお、すでに本書は販売が終了しております。ありがとうございました。

今後のブログエントリは個人日記の一部と統合されます。

2008年4月16日水曜日

WindowsXpについて

こんにちは、岡部です。

トレードをするにあたって、その一番根底となる環境が、やはりOSです。
本書の中でも触れているWindowsの種類についてですが、
現在マイクロソフトが一押し販売しているのが、WindowsVistaで、
これが最新バージョンであり、いまどき新しいPCを買うと、
ほぼこれがプレインストール(最初から入っている)されています。

しかし、以前このブログが本書で触れたとおり、Vistaは重いです。
普通に使っているとすぐにメモリ使用量は1G以上になるので、
快適に使用するためには搭載メモリは最低2G必要で、
特にトレードのアプリケーション含めバリバリ使っていると、
2Gでも十分余裕があるとは言えません。

ノートPCを使用している人が多いと思うのですが、
特にノートでは、その消費電力がXpにくらべてVistaはかなり大きいです。

結局、Xpの代わりにVistaを使うメリットはありません。
個人的にはXpでなくVistaにしたほうがよかったと思う要素は、
見た目が多少綺麗になるということ程度であり、
それも含めマイクロソフトが宣伝しているメリットとと比較すると、
重すぎて、使い物にならないという致命的デメリットが大きすぎます。


さて、要するに当面はXpを使い続けたい、というのが結論なのですが、

問題点:新しく購入するPCにはすでにVistaがインストールされている。

ということがあります。

解決法:
0.まだXpがプレインストールされているPCをがんばって選ぶ。
1.プレインストールされているVistaからXpに「ダウングレード」する。
2.Xpを改めて買う。

です。

正直、新しいPCの値段には、Windowsの値段が含まれているので、
2の解決法は避けたいですね。二重にOSにお金を払うことになってしまうからです。

そこでまず、1のXpにダウングレードするという選択肢です。

公式には、
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/buyorupgrade/downgrade/default.mspx

ここでアナウンスされています。

ここで、ややこしいのですが、ポイントは2つあります。

1.Windows Vista Business、Ultimate に限る。
  Windows Vista Home Premium、Basic は、ダウングレード権の対象外。

  ダウングレードにするのはXpHomeは不可、XpProfessionalのみ。

2.CDROMやDVDROMなどのXPインストールメディアは提供されない。
マイクロソフトのどこかのサイトからXPをダウンロードして
CDROM,DVDROMに焼くということもできない。
自分で、XpProfessionalのCDROM,DVDROMを所有していなければならない。


具体的なやり方については、
GoogleでVista ダウングレードで検索してください。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=Vista+%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


2.ダウンロード権がない状況であったり、Xpの正規CDROMを持っていなかったり、1は実際問題が多いです。
この場合、仕方がないので、あきらめて、最悪またXpを買うしかありません。

一般の人で、Xpを買う一番安い方法を紹介します。
1のリンクにもちょくちょく出てくるOEM版というメディアを買う方法です。

通常、XpProは3マンちょっと、Homeは2マンちょっとですが、
OEMならば、これより1マンほど安いはずです。

WindowsのOEM版というのは、ハードウェアと一緒に販売する条件で、
たとえば、プレインストールされているのはこのOEM版です。
独立して購入することも可能で、便宜上、
メモリやハードディスク、また1000円くらいのフロッピーディスクと一緒に、売られています。

http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1020621013
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1020621024

基本的に、自作PCなんかで、Windowsをインストールしたい、きちんと正規版で、
という場合は、OEMバージョンを買うのがたぶん一般的だと思います。
特に、どうせ自分でハードディスクを買う、メモリを買うというのであれば、
それと一緒にOEMバージョンのWindowsを秋葉のPCショップなんかで売ってもらうとかですね。

特に、XpHomeのOEM版は2010年まで販売が延期されました。
http://www.computerworld.jp/topics/ms/103109.html

Proはよくわかりません。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080327_windows_xp/




以上ですが、VistaからXpにダウングレードするにしても、
基本的にOSを入れ替える、環境を整えるというのは、慣れない人にとっては
大変だろうし、リスクもあるので自己責任でお願いします。

おそらく一般的に、Xpのほうがよかったけれど、しかたないので言われたとおりVistaを使い続ける、
という普通の人が多いと想像します。

ちなみに、ちょっとだけ、新しいWindowsに入れ替える方法に触れると、
1.CDROMに新しいXpメディアをいれて、再起動する、指示にしたがって進める
(このときにノートPCでハードディスクがSATAで、そのためにF6キー押してSATAドライブを入れたり、
BIOSでIDEのコンパティビリティモードに設定しなおしたり、といろいろ罠がある場合もあるのですが、
キリがないのでここでは説明しません。)

2.まず、とにもかくにも、インターネットに繋げるように努力する。
最初からインストール過程で自動的につながれば結構だが、
自分で、ネットワークドライバをインストールする必要もある。
そのためには、そのPCのネットワーク部品が何か事前に調べておき、
その部品のためのドライバをあらかじめ(もしくは別のPCで)、
特定して、ダウンロードして入手しておいて、USBメモリなどに保存しておき、
それをインターネットにつながっていないPCに移動させて、ドライバインストールする。

3.インターネットにつながったら、Windowsアップデートを延々繰り返して、
最新バージョンに持っていく。これでOSの基盤が完成

4.次に、そのマシンのハードウェアの最新ドライバを全部インストールする。
PCメーカのサイトにアクセスして、サポート、ダウンロードなどを調査して入手するのが普通。

5.デフラグする。

以上。



さて、私個人的には、WindowsVistaはMS史上最悪の製品であると思っており、
今後インストールして使う予定はありません。
そして、さらに次のバージョンである、
Windows7に期待しています。(2010年、あるいは遅れて2011年か)
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=windows7&lr=

たぶんあと2,3年はこのままXpを使い続けて、
Windows7にアップグレードするつもりです。

以上、ご参考までに。

2008年3月19日水曜日

Quote.com

こんにちは、岡部です。

久々のブログ更新になります。

為替相場は、みなさんご存知の通りの状況で、
10年―20年に一回の大きな転換期を迎えました。

こういうのは、「大相場」といわれ、短期中期でポジション建てたり閉じたりするよりも、
資金のある程度以上の割合を長期ポジションに割り当てて、レバレッジ低めにトレード、
というかポジション保有、寝かしておく、というのが一つの有効な戦略ですね。

もちろん、この大相場の根底には、アメリカのサブプライムローン問題に端を発する
アメリカ金融機関、金融システムの信用不安があります。

本書で何度か触れているように、通貨世界において基軸通貨はあくまでも
USドルで、米雇用統計、FOMCが短期的にもっともインパクトを与える
定期的なファンダメンタル要素(=短期トレードの良い機会でもある)であることからも
明確ですが、あくまで通貨市場はアメリカ経済ファンダメンタル要素によって左右されています。

ゆえに、今回のようなアメリカ経済の土台がボロボロになったような局面は
通貨マーケットにもろにその状況が反映されています。
極めて大きな値動き、大きなトレンド、たいした戻りもない、というのは、
今回の背景にあるのが、かなり根本的、構造的な変革であるからです。

さて、以上のようなことを基本として、それを踏まえて、商品先物のはなしなどを
したいと思います。

だいたい本書の第2章の補足のような感じになりますので、第2章を参照してください。

これまでの世界市場は、このようにあくまでドルで、またアメリカ株をドル建てで
というシェアが大きかったのですが、今の揺籃の数か月前から急激に、
ドルから資金が逃げて行きました。行先はユーロであったり金(GOLD)だったりです。

EUの経済は別にたいして良いこともないですが、USドルよりはよほどマシである、
リスクが低いという理由だけで、EURUSDがこのように歴史的暴騰を続けています。

次に、もっとわかりやすいのが金(GOLD)です。
基本的にUSドルと金の価格は逆相関になります。
逆相関というのは、要するにチャートの上下がま逆になっているということですね。
金の価格が上がっているときはドルが下がっている。
ドルが上がっているときは、金の価格が下がっている、というように、
これは、すなわち、同じソースの資金が相互に移動しているということを意味します。

現在の金の暴騰は、ドルから資金が逃げているから発動しているわけです。

USドルの価格=というのは、
CBOTかCME(CMEについては本書2章参照)で
EUR、JPY、GBPなど取引ボリュームの重みから
通貨マーケット全体のなかのドルの相対的な位置を割り出しており、
これは、CBOTかCMEで実際に先物として取り引きできます。

US DOLLAR INDEX FUTURES
http://new.quote.com/us/stocks/chart.action?s=DX+A0&chartUi.period=D&chartUi.bardensity=HIGH&chartUi.bartype=CANDLE&chartUi.size=620x300&chartUi.minutes=

金は、
GOLD 現物
http://new.quote.com/global/forex/chart.action?s=XAU+A0-FX&chartUi.period=D&chartUi.bardensity=HIGH&chartUi.bartype=CANDLE&chartUi.size=620x300&chartUi.minutes=

GOLD FUTURES(先物)
http://new.quote.com/us/futures/chart.action?s=GC+%23F&chartUi.period=D&chartUi.bardensity=HIGH&chartUi.bartype=CANDLE&chartUi.size=620x300&chartUi.minutes=

となります。

一般に、NEWSなどで注目されやすいのは、
アメリカ株式のインデックスや、ドル円の価格だったりするのですが、
こういう大相場などを分析するには、
このようにUSドルインデックスや、金の価格を見るほうが、
大きな底流がはっきり読み取りやすいです。

特に、金をはじめとする商品先物ほど、需要と供給の偏りによる
はっきりとしたわかりやすい相場はないでしょう。
ゆえに、明確なトレンドを形成しやすく、
長期トレンドフォロー系のシステムでパフォーマンスが最も良いのは
商品先物(金、オイル、ガソリン、小麦、砂糖、コーヒーなど)です。

さて、チャートですが、
MetaTraderも日足、週足と、長期間のデータを俯瞰することが可能ですが、
このような先物まではデータがないですね。(一部、GOLDなどのデータはあるサーバもある)

2章で紹介している、このQuote.com
のサイトが世界市場のチャート、クオートを見るのに秀逸です。

イギリスのFT(ファイナンシャルタイム)系で、もともと
eSignalと言う会社なのですが、
http://www.esignal.com/
LycosかInfoseekポータルのQuote.comを吸収して
現在の形になりました。(Quote.comの品質はかなり悪かった)
eSignalは私も過去購読していたのですが(MT4以前)、
FXはもとより、世界中の株式、先物をリアルタイム配信しています。
サーバの安定性もとても良いです。
とにかく良いのですが、こういうWebチャートも群を抜いて良いです。

Quote.comのポータルから辿って、株式や先物のチャートが見れるので、
じっくり研究してみてはいかがでしょうか?

AdvancedChartで好みの設定にして、ブックマークしておけば便利です。

クオート、チャートは、ポータルから辿れるものも多いですが、
たとえば、上で出した金の現物なんかはなかなか見つけられません。

Quote.comのエンジンは、eSignalなので、
eSignalのシンボルフォーマットに従います。
http://www.esignalcentral.com/support/symbol/symbol_format.asp

eSignal Gold Spot
としてGoogleで検索したり、上のようなシンボルリストから探して
シンボルコードを入力してチャート、クオートを表示させます。

先物は本書で解説しているように、期限というのがあるので、
連続しておらず、金の先物では
現在の先物は
GC H8というシンボルになります。
http://new.quote.com/us/futures/chart.action?s=GC+H8&chartUi.period=D&chartUi.bardensity=HIGH&chartUi.bartype=CANDLE&chartUi.size=620x300&chartUi.minutes=

ぶちぎれていますね。
先物のチャートは日足で表示させると全部こんな感じになるのですが、
便宜的につなぎ足といって、あるルールに基づいて無理やりつなげたチャートがあります。
eSginalではその場合、#Fというのを期限の代わりにつけます。
GC #F
http://new.quote.com/us/futures/chart.action?s=GC+%23F&chartUi.period=D&chartUi.bardensity=HIGH&chartUi.bartype=CANDLE&chartUi.size=620x300&chartUi.minutes=
これが最初にだした金の先物のチャートですね。

ただ、今確認したところ、TSE(東京証券取引所)の個別株は
シンボルのみあって、データはQuote.comで見られませんでした。
本サービスではリアルタイムデータがある可能性がありますが、未確認です。

EURUSDのシンボルは
EUR A0-FX
で、適当に出力のイメージURLをコピーして、
パラメータをハックすれば
http://charts.quote.com/cis/qc?cont=EUR+A0-FX&period=D&size=5000x550&bartype=CANDLE&plot1color=(35,62,142)&bardensity=HIGH&showvaluemarkers=false&showextendednames=true&showdatainheader=false
こんなチャートも取れたりします。
別ドメインからのリンクはサーバに蹴られてNOTFOUNDになるので、
上のリンクをコピーして直接ブラウザにペーストしてエンターキーなり押してください。

まとめ:
世界市場のチャートを確認するなら、Quote.com

2008年2月3日日曜日

トレンドライフの商材、セールスレターの内容について

こんにちは、岡部 健です。

個人日記はこちらから


さて、前回お伝えしたように、
ひととおり本書の内容の補足は一巡しており、
「商品」としては、あくまでも本書がメイン、
こちらのブログはあくまでも補足であるので、以降エントリは散発的になります。

一部、私にたいして個人誹謗中傷するようなセールスレターが
自身、「なんとか白書」とかいう詐欺商材を販売している
「トレンドライフ」なる業者より出回っており、
またそれを盲目に信じてネタをひろってエントリするような、
無責任な営利目的の情報商材アフィリエイトブログサイトが複数あるので、
当事者として事実を列挙します。

あんまり、本人がまともに絡むと往々にして「炎上」するのがネット上の常識であり、
黙殺しようと考えたのですが、
私はこのように実名で活動しており、社会的信用のこともありますので、
やむをえずここに反論いたします。

1-6 2年経過しており、事情を説明し、
営利アフィリエイトブログに大方対処させたこともあり、1-6は削除しました。(2010/3/10)

7.以上のような無責任なゴシップ記事を「ソース」として
読者でもなんでもない、無関係な情報商材アフィリエイトブログ(営利ブログ)
が、自身は情報商材をきちんと吟味していると、自身の信頼性を上げるためのポーズをとるために、
要するにネタほしさに、そのままこのメルマガ記事を転載するブログがありました。
詐欺師呼ばわりされている個人として抗議したいのですが、
匿名でそのようなブログを運営している上、連絡のつくメールアドレスさえ掲載していない、
ときわめてお粗末であるので、どうしようもありません。



参考までに、以前、このトレンドライフという会社の「レビュー」がいかに最悪であるのか、
本書のメールリストに流した記事を添付します。

長くなりますので、次のエントリに書きましょう。

トレンドライフの「レビュー」信憑性 2

2007年10月13日の本書メールグループより転載

こんにちは、岡部です。
トレンドライフEブック白書の投資・資産運用編 の追加レビューです。
さきほどの私のメールを読んでいただいた読者のおひとりに この件についてご連絡をいただきまして、 特典の「9月アップデート版」を見せてもらいました。
特典の譲渡規約もないようであるし、 そもそも世のため人のため、情報商材界の健全化のために出されている評価集なので、 広く閲覧されるのは、彼らの望むところでしょう。
というか、トレンドライフは無料で公開して、情報商材界の価格コムになればいいのに。 私は実際そのように以前のトレンドライフの高橋さんの意見募集のメールで指摘しました。 今の彼らがやっているこの高額白書の切り売りはせこすぎます。ビジネスとして。
さて、見ましたが、思ったよりひどいです。かなりひどい。 私が最初に買った3000円の白書はもうちょっとマシな仕上がりになっていました。
9月のFX商材の中で有名売れ筋システム商材が3つほどありました。
SupreFXSystem Sarahの超シンプルシステムトレード 鬼勝ちFX
の3つです。
ひとこと。
なんじゃこれ?
【項目別得点】 □費用対効果 :10 □実用性 :10 □一過性 :10 □誇大性 :10 □社会性 :10 □独自性 :0
システム商材おしなべて3つとも、すべて 以上のような評価です。全部ほとんど同じ。 これ10段階評価にしている意味あるの?という突っ込み。
独自性0、っていうのは脱初心者レベルのトレーダーなら たいていパンローリングの本とかで見かけたことがあるだろう手法を そのまま6万とか8万とかそういう値段で売っているということですね。 一部ソフトウェア代なども含んでいるんでしょうが、 私のようなプログラミング技術のバックグラウンドをもつものに言わせれば、 おもちゃレベルの代物です。
トレンドライフの評価担当人は、 一応フロントエンドテストをVTトレーダーでやっているようです。 期間、1ヶ月(爆) たかだか10回程度の取引結果を堂々と掲載しています。
普通、高額なシステム評価レビューというのは、 最低、数年間のプライスデータを使って、いろいろ条件を変えてバックテストして、 プロフィットファクターやら勝率やらペイオフレイシオだして、 資産残高曲線のグラフも描いて、最大ドローダウンがどうとか、 いわゆるトレードステーションがデフォルトで出すような表は掲載するわけです。 もちろんそれも、しょせんバックテストにすぎないので、 そこからが本書にも書いているように、 パラメータの数が多すぎないか、過度の最適化が行われている形跡がないか? とか多角的分析をできる限りするわけですね。
1ヶ月の10回程度のVTトレーダーのログだけで、何がわかるのか? こんなもんは、プロの世界では通用しません。 ドがつく素人の仕事です。
[総合評価 A] らしいです。意味がわからない。
この 10 と言う数字はどういう意味で、 Aという評価の根拠は何なんなのか?
もちろん、誇大広告になっていないか?とか数項目の まる、さんかく、ばつ 評価が並んでいるわけですが、システム系は全部ほとんど同じです。
結論を言います。 どっかその辺に転がっている、そこそこ機能しそうなシステム、 たとえばクラシックなところでいえば、 タートルズの40日ドンチャンブレイクシステムを拾ってきて、 適当なセールスレターを書いて情報商材として販売すれば、 トレンドライフ白書のA評価を得られます。 【項目別得点】 □費用対効果 :10 □実用性 :10 □一過性 :10 □誇大性 :10 □社会性 :10 □独自性 :0
とスコアはなるでしょう。
このアップグレード版は、単独で3万円もするらしいです。 私は10月は自分の本の評価が出るので買ってやってもいいかなあ、 と思っていましたが、危なかったです。 この「糞商材」に騙されるところでした。 他のネットビジネス編とかはもうちょっとマシな仕上がりなのかもしれません。 しかし、少なくとも、私のテリトリー、この投資編を評価すると 「評価外」にせざるを得ません。
また今回のPDFを見せてくれた読者の人にチラ見させてもらおうと思います。 あと、この評価人に、本書の評価Aとかもらってもうれしくはないし、 その前に自分の商材の品質をマシなもんにして欲しいと進言してあげたいと思いました。
この本の読者のみなさんの多くは、この本だけでなく、 他のFX系情報商材を購入されている人が多いと思います。 実際、他の商材で騙されました、というメールはかなりの数いただいております。
その指針として、このトレンドライフのEブック白書投資編を 購入しようとまじめに考えておられる人もおられるかもしれません。
「詐欺商材」をつかまされないためには有効です。 たしかに有効だが、この内容ならば1000円くらいにしてほしいですね。 3000円でも高すぎます。30000とか50000円払えば、 この白書自体を「詐欺商材」と思うしかないでしょう。 返金保証ついていれば、私は間違いなく返金要求すると思います。
システム系商材の有効性を、この白書から情報を得ようとしているのならば、 100%無駄です。実質何にも書かれていません。 システム商材ならば、全部評価Aになっています。 評価要素全部10点で、独自性だけ0になっています。
予想はしていましたが、今回実際中身をみて、 ここまでひどくなっているとは思いませんでした。
以上参考になれば、幸いです。
よい週末を。

トレンドライフの「レビュー」信憑性

2007年10月13日の本書メールグループより転載

こんにちは、岡部です。
また通知してしまいました。 飽きられるので、あんまり毎日通知するつもりはないのですが、 伝えたいネタというのが結構毎日でてきます。
読者の方はいつでもグループから退会できるリンクが添付されていますので、 うざい!と思われればすぐに自由に通知グループを退会できますが、 そういう退会者はほぼおられない、という事実を励みにやっていくことにします。
今回のは役立つFX、PCの情報でもなく、 ただの私見というか、雑感、たいした情報でもないので、 サポートブログにはエントリせずに、このメールだけで流すだけにします。
トレンドライフという会社が発行している E-BOOK白書 というのをご存知でしょうか? http://www.e-hakusho.com/
インフォトップの売れ筋情報商材を片っ端から評価して、 その評価チャート、レビューを売る情報商材です。
私は、一番最初に出たマインド編とかいうものを3000円で安かったので購入しました。 まあこの3000円商材というのは、続く5万円とかする高額商材を バックエンドで販売するための、ばらまき価格ですね。 ありがちなマーケティング手法ですが、 最初のレターにはそんなことは、露とも書いておらず、 トレンドライフは、ただただ世のため人のためのこの価格であると強調していました。
正直3000円ならば読む価値はありますが、50000円もの価値はありません。 だから続編というか、彼らが売りたい(ぼろ儲けできる)本編は購入していません。
しかし、最初のバージョンの購入者なので トレンドライフからいつもメールが送られてきます。 なかなか「インド式アフィリエイト」という詐欺商材が返品ラッシュになった経緯とか、 業界の内幕が読めておもしろいです。 プロのスキャンダルライターさんが書いておられるので読み応えはあります。
今日もメールがきまして、どれどれと開いてみると、 10月アップデートPDFに本書が評価対象として取り上げられるそうです。
<投資分野の10月アップデート商材>
【これが、唯一まともなFX 本 98%のトレーダーが 知らないFXの常識10。無料立ち読み GLOBEX 通貨先物 トレーダーが書いた本。2%のプロの 流儀を伝授。2007年最新UPDATE。365日間無条件 全額返金保証】 ●発行: 岡部 健 売価:23,900円 【誰でも超簡単!自動判定機能付驚異のホッタラカシ投資! 20万円でスタートし、3年 間で4億円稼ぐ! 無期限サポート付】 ●発行:たのしい投資実践会 売価:34,800円 【スキャルピング FX プロ ~プロも使う追撃シグナルで 楽々安全資産運用~】 ●発行:ディーリングFX 売価:59800円 【(動画解説付)『必見!★リアルトレードガチンコ中継 ★ FXトレーダーSarahが実践する7つのデイトレ& スキャルテクニック』】 ●発行:サラインターナショナルトレーディング 売価:49,800円
このEブック白書の評価方法ですが、 なんやかんや要素があっても、本書は評価Aを獲得するでしょう。 出す前から注目をあびて売り上げ上位になるのは予想していたので、 いずれこのEブック白書に評価されることになるんだろうなあとも思っていました。
私は、一番最初の3000円の分のPDFを実際に読んだわけですが、 この本のもっとも売りポイントであるチャート式評価の品質ですが、 まあまあです。
もちろん素人の仕事ではないし、3000円の仕事にしたらかなり評価できるものでした。 しかし、それは素人ではなくプロがやっているという観点での評価です。
では、どの程度のガチのプロの仕事なのか?という観点では、 評価がかなり変わってきます。
ご存知のように私は投資のプロであるので、巷の商材、 特にFX投資商材が多いのですが、 セールスレターとかネットの口コミの断片的情報から、 だいたいその商材の価値、作者の力量というのは判断できます。
もちろん、実際買って中身を見れば一番なのですが、そこまでしないでも、 これは買わなくてもいいだろう、というか「買いたくねーなー」 と思うのがほとんどなので、買いません。 わざわざ失望するために死に金は出せないということですね。
たとえば、上にでてるリストの一番下のSarah商材ですが、 これも最たるものです。これ、買いたくねーなー、と思いますし、 値段をみて、二度びっくりという感じの商材です。 実際私の友人はそのまた友人に中身を見せてもらったそうですが、 どっかの相場師が書いている本の内容に似ており、 その1000円か2000円の本を読んだほうがマシだという結論だったそうです。 まあ、ありがちですね。
ただこの人が強いのは、過去メディア露出暦があるということで、 それを最大限に利用しています。というかそういうのと彼女のトレーダーとしての 実力というのは比例するものでもなんでもないし、商材の品質しかりです。 しかし、人間というのは、権威に弱く、ころっと騙されます。 まともな判断能力を奪われるのですね。
Eブック白書においても、この権威というのは多いに活用しており、 セールスレターを見ると、どこどこの大学の教授とか名前がずらっとならんでいます。
しかし、私が読んだ3000円商材の投資部門レビューを見ていると、 あんまりたいしたことはないです。
これ糞商材@岡部評価のものが、案外高得点獲得していたりします。 見てたら、そういう大学教授ではなくて、トレンドライフが誰に投資系商材の 評価を依頼しているのかは知りませんが、その人、人らはシステム系商材の 評価ノウハウをまったく持っていないようです。
ご存知のように、インフォトップなどのマーケットサイト売れ筋上位は システム系商材が多いですね。
バックテストの情報も基本的に商材販売者が出しているわけですが、 このEブック白書の評価ではそれ鵜呑みです。 自分らで独自にバックテストして、 ある程度の期間フロントテストして、とかまったくやっていません。
まあ、そんなもんでシステムの評価なんぞ原理的にできるわけがありません。 で、どうしているか、というと、単純に安全サイドにレバーを倒して終わっています。 自動的にシステム系は「具体的」「実践的」であるということで高評価になっています。 ミリオネアFXも自動的に高評価になっていましたが、なんだかなあ、って感じでした。
3000円の商材ならば、この程度はまあ許容できます。 その程度のスキルしかない人らのレビューなんだと。
しかし50000円のレビューって投資プロのレビューとしては、 ちゃんとしたもんじゃないといけないですね。
実際投資の世界では有名な有料レポートというのがいくつかありまして、 そういうのは10万とか20万とかします。
その世界でこのEブック白書、投資資産運用編 50000円というのをみると、 私のなかではこの商材こそ「評価外」を出さざるを得ません。 ぼったくりです。
価値はありますよ。3000円であるならば。 値段が3000円であるならば素人でない良い仕事をしている白書です。 この白書で、「評価外」=糞商材と認定されているようなものは、 文句なしに糞商材でしょう。この白書を読むことにより騙されずにすみます。
しかし、それ以外のグレーゾーンの評価が特にシステム系商材については、甘すぎます。 自分らがシステムの評価手法 (私の本では、そのシステム評価三位一体要素とかABCの部分をしっかり解説していますね?) を知らないばっかりに、なんか適当に安全評価を出しています。
というか、システム商材評価するのに、 プロフィットファクターとかそういう数値的評価をひとつもしていないんですよ? まずありえないですね。投資プロのレビューとして50000円の価値は到底ありません。
以上、Eブック白書白書を書いてみました。 皆様良い週末を。

2007年12月12日水曜日

FOMC終了で相場はおやすみ



本文の内容はこちらから。
http://docs.google.com/Doc?id=dhmgj8b_53cdx8qw3v

年末年始、しばらくこのブログはお休みいたします。

これまでのエントリで、本書の内容の補足としてはかなり網羅できましたので、
以降、エントリは散発的になります。

本書の内容と、このブログのエントリを対比しながら研究してみてください。