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【神奈川】

横浜市長、公舎に転居へ 「震災対応で反省」

 横浜市の林文子市長は来年四月から、住まいを青葉区の自宅から、市庁舎(中区)に近い市長公舎(西区)に移すことを決めた。林市長は三十一日の記者会見で「東日本大震災で、(役所と)連絡をとるのが難しかった。まさかの震災があったときに、速やかに市庁舎に登庁しなければならないので、反省して決めた」と理由を説明した。

 市長公舎には、中田宏前市長を含むほとんどの歴代市長が入居したが、林市長は二〇〇九年に市長に就任した後も、青葉区内の自宅に家族とそのまま住んでいた。

 市によると、市長公舎は一九二七年に建設され、九八年には大規模な耐震工事を実施。鉄筋コンクリート二階建て約千平方メートルで、居住スペースの洋館部分と、集会室に分かれている。

 市は、老朽化した配管や壁紙などの修繕のための費用千七百万円を計上し、今月に開会する市議会に、補正予算案として提出する。 

  (荒井六貴)

 

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