老舗の伊丹老松酒造(伊丹市中央3)が、酒粕を生かした「伊丹酒粕カレー」を商品化し、話題を呼んでいる。伊丹のソースメーカーである七星ソース(同市西野3)も、老松の酒粕を使ったソースを販売。ほんのり漂う酒の香りが、刺激の強い両者をまろやかな味に変えている。
市によると、カレーとソースは「清酒発祥の地伊丹」をPRする地域ブランド商品。市が両社に開発を依頼し、商品化された。
カレーはレトルトで、酒粕に加え、酒造りに使う「老松丹水」や市内産の玉ネギなどを使用。酒粕の風味がしっかり味わえるよう仕上げている。ソースは、従来のスパイスに酒粕のフルーティーな醸造香を加えた。フライや野菜スティックにも合うという。
カレーは1人前200グラムで420円。ソースは1本270ミリリットルで480円(千本限定)。JR伊丹駅構内の市観光物産ギャラリーや、農産物直売所スマイル阪神(同市北本町3)などで購入できる。
伊丹老松酒造TEL072・782・2470
(霍見真一郎)
(2011/09/08 09:15)
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