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東電:中間貯蔵施設受け入れに前向き 福島第1敷地内に

東京電力福島第1原発=2011年8月、本社ヘリから撮影
東京電力福島第1原発=2011年8月、本社ヘリから撮影

 東京電力の西沢俊夫社長は7日、放射性物質に汚染された汚泥やがれきを仮置きする中間貯蔵施設について、「国からの依頼があって地元合意があれば、我々も話し合いたい」として、福島第1原発敷地内への建設受け入れに前向きな姿勢を示した。同日、福島県議会の全員協議会で事故状況や今後の対応を説明した後、報道陣の質問に答えた。

 県内には、既に下水道処理施設に高濃度の放射性物質を含んだ汚泥が発生。今後、除染が進むにつれ、枯れ草や土、石など大量の放射性廃棄物も発生する。政府はこれらのがれきを保管する中間貯蔵施設を県内に建設する方針を明らかにし、県に理解を求めていた。

 西沢社長は同日、全員協議会冒頭、「放射性物質を放出する事故を起こして、福島県の皆さんに大変なご迷惑をかけた。心からおわび申し上げます」と陳謝した。【種市房子】

毎日新聞 2011年9月7日 20時04分(最終更新 9月7日 20時12分)

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