県警が工藤会の法要会場立ち入り 福岡、暴力団条例抵触か北九州市の民間葬儀場で1日、指定暴力団工藤会(同市)の溝下秀男前会長の三回忌法要が開かれ、福岡県警は実態把握のため会場に立ち入った。県警によると、工藤会と葬儀場運営業者の双方が県暴力団排除条例に抵触する可能性がある。 4月に施行された条例は、事業者が商取引などを通じて暴力団の活動を助長することを禁止。暴力団の葬儀や法要は、布施名目などで多額の資金が集まるとされ、県警は葬儀業者に断るよう要請していた。 県警によると、法要は溝下前会長の遺族名義で開催されたが、実態は工藤会による法要とみている。県警は実態が把握でき次第、業者と工藤会を厳しく注意する方針。 北九州市小倉北区の葬儀場には、1日午前9時50分ごろ、捜査員15人前後が入り、出入り口で機動隊員が警戒に当たった。 【共同通信】
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