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福島第一原発で高線量下、瓦礫除去の生々しい証言

Blog vs. Media 時評
Facebookの公開グループ《脱原発への道 Gateway to Non-Nuclear World》で、チャンネル桜が制作したユーチューブ動画「【勝野しんり】福島第一原発作業員が語る「ガラ撤去」の最前線[桜H23/9/6] 」があることを知りました。福島原発事故では半年になってもメディアの現地取材が出来ない現状です。貴重なデータですので写真をキャプチャーして引用、紹介します。

建設エンジニアで予備自衛官でもある勝野しんり氏が高線量で知られる3号機入り口付近の瓦礫を除去、さらに内部に進んで片付けていく作業の様子を証言しています。防護服を着ていると作業員同士の意思疎通が難しく、2時間作業で一つのミッションがやっと。終わると長靴の底に汗がたまる悪環境といいます。

最初の写真は「ヤマト」と呼ばれる現場の司令室。トレーラーの荷台に置かれた白い箱状の部屋で、3人も入ればいっぱいになります。






次は3号機の入り口付近、爆発の威力で鉄骨が折れ曲がっています。下に見える入り口の前を瓦礫除去していったそうです。






3番目は3号機内で遠隔操作しているスウェーデン製のフォークリフトが、ドラム缶を掴んでいるところ。勝野氏は厚さ15センチの鉄板と鉛ガラスに守られた手間から操作しています。窓枠のように見えるのは鉛ガラスと鉄板の接合部。






4番目は1000ミリシーベルト毎時の高線量に注意と書かれた警告表示。






最後は作業している勝野氏の写真。作業員はお互いにこの姿ですから、声を掛けても通じず、能率良く進みません。2時間で1作業をして次の班と交替、2時間休んでまた作業ですから1日に4時間。5月の連休明けから7月上旬まで2カ月近く続けたそうです。なお、特殊な機械なので英国人講師から事前教習を受けています。




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