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沖縄差別の象徴 普天間基地移設問題の解決方法は撤去・廃絶のみ

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もはや出口なしとも思われる普天間基地移設問題にも可能な解決方法はあると思います。

1 素人なら素人らしく 

一川保夫防衛相が9月11日から野田内閣の閣僚として始めて沖縄を訪問し、仲井間沖縄県知事と会談します。

一川防衛相は、就任直前に「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と発言したことで一躍有名?になりましたが、これについて、同防衛相は先日の就任記者会見で、「あらゆる分野で国民的感覚、一種の素人的な感覚でしっかり対応したいというのが自らの政治姿勢だ。そういったことが、そういう発言になったかもしれない」と釈明したと釈明しました。

普天間基地問題は、野田民主党政権ののどに刺さったとげのような問題ですが、ならば、まさに国民的感覚で普天間基地移設問題に取り組んだらどうでしょうか。

2 普天間基地移設問題の歴史と背景

普天間基地移設問題がこれだけこじれているのには歴史があります。

沖縄は、大日本帝国により、本土決戦を遅らせるための捨て石として使われました。その結果、日本で唯一地上戦の行われた沖縄では20万人が犠牲となったのです。

戦後は沖縄の地主の意思に反し広大な土地が接収され、次々と米軍基地が建設されました。今も沖縄県全体の1割余、人口が集中する沖縄本島の2割弱が米軍施設・区域なのです。

自民党は10年以上前に沖縄の了承を取ることなく、普天間基地を辺野古に写すという県内移設をアメリカと合意してしまいました。

民主党の鳩山由紀夫前首相は、一時は普天間の「最低でも県外移設」を明言しておきながら、今年2月、首相当時の昨年5月に米軍普天間飛行場の沖縄県外移設断念の理由に米海兵隊の「抑止力」を挙げたことについて「後付けの理屈」、つまり、方便だったと言い放ちました。

このように沖縄が本土の都合で踏み続けられている「沖縄差別」が、普天間基地移設問題の根本なのです。


2009年11月8日、宜野湾市に集まった2万1000人の集会
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BLOGOS 編集部

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