2011-03-13
東北地方太平洋沖地震の直後に広がった人種差別と「レイプ多発」というデマ
東日本大震災(東北関東大震災)の発生直後から、16年前の阪神大震災時に強姦が多発したというデマを拡散しては「レイプされるぞ!」などと煽っていた一部のフェミニスト達(決まって都条例改悪賛成派ばかり)の姿には開いた口が塞がらなかった。
このまとめには性憎悪をむき出しにして煽っていた自称"フェミニスト左派"の@Lily_victoria、パニック状態に乗じて東日本大震災とは無関係な宮台真司教授を誹謗していた@iraniran8のつぶやきがあったのだが、宮台氏達からの批判に恐れをなしたのか自分達のつぶやきをこそこそ削除していたのでここに引用しておく。
@Lily_victoriaのつぶやき(原文ママ)
http://twitter.com/Lily_victoria
「お風呂を貸す」と言って女性たちを集めて集団レイプという事例は、阪神大震災の被災地でも報告されています。強姦の検挙数は例年通りだったとか言って、被害報告を無効化しないでください。震災当時に限らず性被害は被害届が警察に受理されないということがずっと起きています。
絶対になかった事にはさせない。そんな「偽りの平和」なんか許さない。勿論加害者はマジョリティーが多数。排外主義者にも絶対に利用させない。絶対に絶対に繰り返させるもんか!
@iraniran8のつぶやき(原文ママ)
これから震災で強姦があったとしても宮台真司となのる人物は性暴力加害者をかばうだけでしょうかね。被害者の落ち度も責めるんでしょうかね。いきなりTwitterで見ず知らずのひとに性暴力を振るう人物、という認識で良いのだろうか。性暴力を振るうだけふるって自分は悪くない、と。
強姦が起きた時でも強姦加害者であるバクシーシ山下の友達である宮台真司と名乗る人物はは強姦加害者をかばい、被害者をなじる側にまわるんだそうです。震災があって被害にあっても宮台さんは強姦加害者だけをかばうんだそうですよ。すごいですね。2011年でもかばっていますね。
いま、AV神話に関する本を読んでいますが、バクシーシ山下の友人と名乗る宮台真司氏が公然とバクシーシ山下を擁護した、と書かれています。バクシーシ山下の多くのAVに出演している女性たちが本当にレイプされていた。それでも公然と宮台真司となのる人物が擁護を続ける点について書かれています。
この本を読むに宮台真司と名乗る人物は強姦加害者をかばい、なかったことにして性暴力加害者になっているのですね。震災で強姦があったとしても、加害者をかばい、強姦をなかった事にするでしょう。
渡辺真由子 on Twitter
http://twitter.com/mayumania/status/46491359103815681
阪神淡路大震災では、避難所の女性やボランティア女子学生に対する多数の性暴力が発生し、闇に葬られた(→http://p.tl/K02v)。行政と警察とメディアは敏感になり、防止策を講じて欲しい。危険性の周知、収容場所の男女分離、トイレの監視、ライトの多用、専門相談窓口の設置、等々
メディアリテラシーの専門家と称したこのフェミニストもデマを拡散していた。おめでたい人だ。これが渡辺が言うメディアリテラシーというものなのか。
阪神淡路大震災の混乱に乗じた強姦はあったのかしらという話
http://d.hatena.ne.jp/nankin/20070217/p1
阪神大震災後、被災地を中心にレイプ事件が多発しているとの噂が広まった。その実態を探ったのが、与那原 恵著『物語の海、揺れる島』(小学館)の中に収録されている。初出は雑誌『諸君!』である。
『阪神大震災で強姦が多発』がデマである事を明らかにしたのはジャーナリストの与那原恵。同調査は96年に『被災地神戸「レイプ多発」伝説の作られ方』として発表され(「物語の海、揺れる島」収録)、雑誌ジャーナリズム賞を受賞した。
与那原恵
1958年東京生まれ。ノンフィクション・ライター。雑誌「別冊宝島」「文芸春秋」「エスクァイア」などに寄稿するかたわら、書評も多数執筆。
「諸君!」96年8月号「被災地神戸『レイプ多発』伝説の作られ方」で雑誌ジャーナリズム賞を受賞し、さらに同作所収の単行本『物語の海、揺れる島』が各紙誌で絶賛され、脚光を浴びる。
また、「沖縄系東京人」であり、沖縄についてもこだわった著作活動を行っている。新城和博が編集の「おきなわキーワードコラムブック」にも参加していた。
(はてなキーワード)
一部のフェミニストが「レイプされるぞ!」などと煽りながらこのデマを拡散していた行為と、レイシストが在日韓国朝鮮人デマを拡散していた行為は本質的に同じだと思う。
阪神大震災と流言
http://www5d.biglobe.ne.jp/~DD2/Rumor/column/earthquake_kobe.htm
今回は、この強姦魔の噂をはじめ、阪神大震災の被災地を駆け巡ったいくつかの噂について取り上げています。典型的な震災流言中心の話です。震災発生直後は、多くの人が行政やマスコミ初の情報を仕入れることが出来ず、口コミというもっとも原始的なコミュニケーション手段に頼らざるを得ませんでした。数々の噂はそのような状態を背景としながら発生したものです。
東北地方太平洋沖地震、ネット上でのデマまとめ
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20110312/p1
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20110314/p1
※この記事では、「コスモ石油、有害物質の雨がふる?」「現地からのSOS情報?」「また出てしまった、外国人犯罪流言」「トルコが日本に100億円の援助?」「日本が地震兵器で攻撃された可能性うんぬん」「著名人死亡説」「関西電力の節電よびかけチェーンメール?」「埼玉県の水を飲むな?」「東京電力を装った男?」「防衛省・自衛隊が救援物資を募集?」「ヨードを含んだものを食べるべき?」「寄付をよびかけるチェーンメール?」「東大入学予定者が地震で合格取り消し?」といった内容を扱っています。適宜加筆しています。これら全てが「デマ」(悪意ある間違い)ではなく、「流言」(根拠なき情報の拡散)や「誤解」「誇張」も含まれている点には注意してください。