エンタメ【メディアと社会】テレビタレントだけではない暴力団との接点 +(3/3ページ)(2011.9.7 11:16

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[エンタメ]ニュース トピック:芸能人の不祥事

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【メディアと社会】
テレビタレントだけではない暴力団との接点 

2011.9.7 11:16 (3/3ページ)
会見する島田紳助さん=新宿区(北野浩之撮影)

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会見する島田紳助さん=新宿区(北野浩之撮影)

 島田氏は漫才師の出身で、軽妙なトークで単独の司会や企画番組にも手を広げてきたが、明石家さんま氏が恋愛などの個人間の話題、鶴瓶氏が家族的あたたかさを売りにしているのに対し、島田氏のそれは他の出演者をイジメぬいて嘲笑う傾向のものだ。半面、目上の者には卑屈な姿勢をとる。しかもテレビでの笑い声はスタッフの「笑え!」の合図で増幅される形式が多い。そうした中で社会評論までするのだから恐れ入る。

 今度の件でのメディアの対応としてもうひとつ気になることがある。それは警察が別件で得た「情報」をリークし、メディアもそれを受け入れて世論誘導に協力していくやり方である。大相撲の八百長問題も同様で、警察が別件で押収した個人メールを意図的にリークして発覚した。しかしそれでは、憲法21条の保障する「表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密」が侵され、権力による言論統制になりかねない。

(同志社大学社会学部教授 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS

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