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人気グループ「東方神起」 韓流めぐり二転三転

2007年08月15日

 韓流とは呼ばないで――。14日に東京ドームで開催された韓流イベント「FACE in JAPAN プレミアムイベント」に出演した韓国出身の人気歌手グループ「東方神起」を巡って、主催者の対応が二転三転する一幕があった。

 イベントは「旬の韓流スターが集結」という触れ込み。ハ・ジウォン、イ・ドンゴンら人気俳優・歌手の7組が出演し、司会はユンソナが務めた。多数のマスコミが詰めかけて、カメラによる撮影をしていた。

 ところが終演間際に突然、「東方神起に関する映像・画像は使用不可」という通告が取材陣に出された。「所属事務所の意向」が理由だった。

 しかしマスコミの反発は大きく、その後、関係者で話し合い、深夜になって一転「使用可」に。「みなさまにご迷惑おかけすることは得策でないとavexとして判断した」という内容の広報文を、所属事務所のエイベックス・エンタテインメントが主催者との連名でマスコミ各社に送った。

 「日本で長く活動するために、『韓流』とは一線を画して活動する」というのが、これまでのエイベックス側の方針。だが、当日、会場で主催者側との認識の違いが露呈した。

 エイベックスの担当者は「今回の出演にあたり、画像の使用不可は譲れない線としてお願いしてきた。会場で、カメラが取材しているのを見て驚いた。これまで『韓流』のメディアからいいお話を頂いてもお断りしてきたのに……」と話している。

 「東方神起」は、男性5人のグループ。卓抜したコーラスでアカペラも自在にこなし、メンバー全員がリードボーカルを務める。04年に韓国デビュー、翌年に日本デビューを果たした。

 「FACE in JAPAN」は、昨年11月から今年3月まで韓国で開催された「韓流EXPO in ASIA」を発展させたもので、イベントや展示などで、文化交流を目的にする。韓国での開幕式には、ペ・ヨンジュンも出席した。15日は、東京ドームでシン・ヒョンジュン、キム・ミンジュンらが出演するイベントがある。

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