[政治]ニュース トピック:防犯・防災
【東日本大震災】首相「(事故現場から)撤退なら東電100%つぶれる」東電本社で檄
2011.3.15 10:42
政府は15日朝、炉心冷却作業が難航している東京電力福島第1原子力発電所への対応策を強化するため、政府と東電による統合対策本部(本部長・菅直人首相)を東京・内幸町の東電本店に設置した。首相が設置を表明したのは午前5時半ごろ。その約45分後に福島第1原発の2号機で爆発音が起きており、政府は焦燥感を募らせている。
「憂慮すべき状況は続くが、何としてもこの危機を乗り越える。その陣頭指揮に立ってやり抜きたい」
首相は15日早朝、首相官邸で記者団にこう語り、質疑には応じないまま東電本店に向かった。
「テレビで爆発音が放映されて官邸には1時間ぐらい連絡がなかった。一体どうなっているのか」
首相は対策本部発足のあいさつで、東電の社員らを前に連絡・報告体制の不備を批判した。さらに「撤退などはあり得ない。覚悟を決めてください。撤退したときは東電は100%潰れます」とも述べた。
一方、枝野幸男官房長官は午前5時40分ごろに記者会見し、「政府と東電が物理的にも一体化し、現地情報を受け止め、一体的に判断し指示していくことが事態の収束に重要だ」と統合対策本部の意義を強調した。副本部長には海江田万里経済産業相と東京電力の清水正孝社長が就いた。
ただ、その後も第1原発のトラブルは続く。
午前6時40分ごろ、枝野氏は再び記者会見に臨み、2号機の原子炉格納容器につながる一部に欠損がみられると発表した。枝野氏は「周辺の放射線濃度の測定値は急激に上昇していない。国民の健康に被害を及ぼすような数値は示していない」と強調したが、官邸は緊張感に包まれている。
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