6日、羽田空港に向かっていた全日空機で、副操縦士がスイッチの操作を誤り、機体が約2000メートル急降下していたことが分かりました。

 午後10時50分ごろ、那覇発羽田行きの全日空140便が静岡県の上空を飛行中、突然大きくバランスを崩し、急降下しました。機体はわずか30秒の間に約2000メートル降下し、その衝撃で客室乗務員の女性2人が首などにけがをしました。全日空によりますと、機長(64)がトイレから戻ってきた際に、副操縦士(38)がコックピットの鍵を開けようとしたところ、誤って別のスイッチをひねってしまったということです。乗客112人にけがはありませんでしたが、国土交通省は、重大な事故につながる可能性もあったとして、事故調査官を派遣して原因を調べる方針です。

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