
松本外務大臣による権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使への申入れ
平成23年5月25日
- 本25日(水曜日)午後6時30分から約20分間,外務省において,松本剛明外務大臣は権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使に対し,韓国閣僚の竹島への訪問,韓国国会議員の我が国北方領土への訪問について申入れを行いました。
- 松本大臣から,白喜英(ペク・ヒヨン)女性家族部長官の竹島訪問について,竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし到底受け入れることはできず,極めて遺憾であり,強く抗議する,このような閣僚による訪問は二度と行われないよう強く求める旨申し入れました。
- また,松本大臣より,韓国国会議員である姜昌一(カン・チャンイル)氏,文学振(ムン・ハクジン)氏,張世煥(チャン・セファン)氏が,北方領土の国後島を訪問した件について,北方四島は我が国固有の領土である,第三国国民があたかも北方領土に対するロシアの「管轄権」を前提としたかのごとき行為を行うこと,例えば,今回の事例のように貴国国会議員がロシアの査証を取得して北方領土に入域することは,北方領土問題に関する我が国の基本的立場から到底容認できず,我が国国民の感情を傷つけるものであり,大変遺憾である,厳重に抗議する,このようなことが再び生じないよう適切な措置をとっていただきたい等強く申し入れました。
- これに対し,権大使は,韓国側の竹島問題に関する立場を述べた上,本国政府に伝える,国会議員の北方領土訪問は韓国政府の立場とは無関係である旨述べました。