血液クレンジング(オゾン療法)

血液クレンジング療法(オゾン療法)

渡井健男 著書
(医学博士/東海渡井クリニック院長)

血液クレンジング療法(オゾン療法)は、医療先進国のドイツで1万人以上の医師が選んだ、幼児から高齢者まで利用できる、リスクが低く、安全な治療法です。

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●第1章
これでもまだ「抗酸化神話」を信じますか?
●第2章
酸化療法の時代がやってくる。
●第3章
血液クレンジング療法、血液フォトセラピー療法
●第4章
酸化療法なら、ここまで治せる
●第5章
酸化療法QandA

患者様向けに書籍を書きました。
血液クレンジング(オゾン療法)について、さらに詳しい知識を得たい方は、書籍を手に取ってみてください。

■ 血液クレンジングの施術方法

■ なぜ、血液クレンジングが体によい効果をもたらすのか

■ 病気が治った例
(血液クレンジングをはじめとする酸化療法による)

  • 糖尿病性末梢神経障害
  • 尖圭コンジローマ
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支ぜんそく
  • 頸椎ねんざ
  • 慢性関節リウマチ
  • 偏頭痛
  • 進行性肺がん

■ 血液クレンジング以外の有効な治療法の紹介
など、詳細に解説しました。


東海渡井クリニックで行っている酸化療法のご紹介

■ 血液クレンジング療法(オゾン療法)

■ 血液フォトセラピー(紫外線C波血液照射療法)

■ H2O2(過酸化水素)点滴療法

■ 高濃度ビタミンC点滴療法

上記の酸化療法を併用することにより、より効果が期待できる疾患があります。
患者様の疾患により、適切な処方により治療いたします。

東海渡井クリニック院長 渡井健男は、酸化療法を日本で広めるべく設立された、
医師•歯科医のグループで構成している、日本酸化療法研究会の会長です。

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オゾンガスの力でガンの天敵[酸素]をガン細胞に送り免疫力も高め、
ガンの克服例が多い[酸化療法]

(「わかさ5月号」で、次世代型免疫療法として紹介されている、オゾン療法の内容です。)

【適度な酸化ストレスは、体にいい影響を及ぼす】

ガンを含む数々の病気の治療に、「オゾン」を活用した「酸化療法(正式名は大量自家血オゾン療法)」が注目を集めています。
オゾンとは三つの酸素原子が結合した気体で、ふれたものを強力に酸化することから活性酸素(攻撃力の強い酸素)の一種といえます。
独特のにおいがあり、吸引した場合にかぎり有毒となります。

酸化療法では、患者さんから採取した五〇~一五〇㍉㍑の血液にオゾンを接触させて血液を酸化させ、その血液を再び体内に戻すということを行います。
突然このように説明されると「なぜそんなことをするのか」ととまどう人がほとんどだと思いますが、当然、これには理由があります。順を追って説明しましょう。

強い酸化ストレスは体にとって害となり、数々の病気を引き起こす原因となります。
しかし、適度な酸化ストレスでは、これとは全く違った作用を体に及ぼします。
実は、適度な酸化ストレスには、免疫力(病原体から体を守る力)や、全身に酸素を運ぶ赤血球の能力をアップさせる働きがあります。
このことはドイツや、イタリア、ロシアなど世界各国の研究でも明らかになっています。
免疫力アップは直接、ガンへの攻撃力が強まることを示します。

また、ガンには酸素に弱いという性質があるため、酸素の運搬能力が向上すれば、当然、ガンの撃退に役立ちます。
体に害となるものを弱めたり少なくしたりして体に作用させ、健康効果を得る方法は、私たちがよく知る場面でも活用されています。
弱めたり殺したりした病原体を注射して、その病気への免疫力を得る予防接種や、本来は体に害のある放射線の量を減らして浴びるラジウム温泉などは、その例といえるでしょう。


【赤血球の酸素運搬能力が高まる】

酸化療法は、適度な酸化ストレスを加え、それによって得られる健康効果を利用する治療法です。
酸化療法の権威であるイタリア・シエナ大学のベリオ・ボッチ教授は、オゾン療法のしくみについて次のように説明しています。
適切な量のオゾンを血液に接触させると、まず少量の活性酸素(過酸化水素)が発生します。
この活性酸素は少量であるため、三〇秒~一分で血漿(血球類を除いた血液の液状成分)中の抗酸化成分に消去されます。
ただ、発生した少量の活性酸素は消去されるまでの短い時間のうちに、赤血球や白血球などに、メッセンジャーとして働き、活性化させるよう働きます。

その結果、赤血球の酸素運搬能力が向上したり、白血球の免疫作用が高まったりするのです。
また、オゾンが血液と反応すると、血液中の脂質が酸化されて過酸化脂質代謝産物という物質に変化します。
過酸化脂質代謝産物は量が多すぎると有害ですが、発生するのは微量です。
微量の過酸化脂質代謝産物は、先に述べた少量の活性酸素のようにすぐには消去されず、体内に長くとどまり、全身のあらゆる場所に行き渡ります。
微量の過酸化脂質代謝産物は、全身で末梢血管を拡張して血流を増やしたり、赤血球を作る骨髄に作用して酸素運搬能力の優れた赤血球の産出を促したりするよう働きます。


【酸化療法の効果は、研究でも実証ずみ】

大量自家血オゾン療法によって免疫力や、赤血球の酸素運搬能力がアップすることを確認した試験があります。
前述のイタリアのボッチ教授は、酸化療法を行った直後から二時間おきに免疫機能の変化を調べました。
その結果、ガン細胞の増殖を抑えるインターフェロンや、免疫機能を調節するインターロイキン、ガン細胞を壊死に導く腫瘍壊死因子(TNF‐α)、白血球や赤血球の産生を促すG-CSFが増えていることが確認できました。

また、別の研究では、血流障害がある患者さんで、赤血球が酸素を細胞に送り込むのに重要な働きを担う2.3-DGPという物質の量を、酸化療法を行う前後で測定しました。
2.3-DGPが増えると赤血球の酸素運搬能力がアップしたことを示しますが、研究では、2.3-DGPが治療後で約二倍に増えていました。

このように、酸化療法は、ガンの撃退に欠かせない免疫力の強化を行い、さらには、ガンの天敵である酸素をガンに大量に送り込む効果があるため、ガン治療に大きな力を発揮します。
実際、酸化療法によってガンを克服できた人は数多くいます。


大量自家血オゾン療法は採血した血液にオゾンガスを加えて
体内に戻すだけで、抗ガン剤の副作用の軽減にも有効

(「わかさ5月号」で、次世代型免疫療法として紹介されている、オゾン療法の内容です。)

【一回の治療時間は三〇分前後】

大量自家血オゾン療法は、医療先進国のドイツでは、一万人以上の医師により年間一〇〇万人以上の患者さんに行われており、日本でも実施する医療機関が徐々に増えています。
この記事では、免疫力をアップさせ、ガンの天敵である酸素をガン細胞に送り込む能力も高めてガンを撃退する、酸化療法の内容についてくわしく紹介します。

治療では、まず採血を行います。
採血量は年齢や体重、病状から判断し、五〇~一五〇㍉㍑の間で決定します。
ちなみに、これは献血でふつう採取する血液量の半分以下です。
採取する血液量を患者さんに応じて加減するのは、その患者さんにとってちょうどいい酸化ストレスを加えるためです。
採血と同時に、血液にはクエン酸ナトリウムやヘパリンなどの抗凝固剤を加えます。

次に、血液とオゾンを反応させます。
使うオゾンの量も、適度な酸化ストレスが加えられるよう、一〇〇〇~六000μ㌘(一μ㌘は一〇〇万分の一㌘)を基準として、患者さんごとで調整します。
そうして、血液とオゾンを密閉されたガラス瓶の中で反応させます。
反応時間は数十秒程度です。
このとき、オゾンがガラス瓶の外にもれることはありません。
オゾンと反応させた血液を、点滴の要領で静脈に戻せば治療は終了です。
一回の治療時間は三〇分~四〇分です。


【ガンの摘出手術をしたあとに受ける人が多い】

オゾン療法について誤解を受けることが多いのが、オゾンの毒性についてです。
確かにオゾンは、吸引すると人体に害が及びます。
しかし、オゾンが毒性を示すのは吸引した場合のみで、血液に接触させても全く危険はありません。

また、そもそも、オゾンは血液の成分と反応した段階で消滅するので、オゾンそのものが体内に入ることはありません。
体内に戻って作用するのは、オゾンによって活性化した赤血球や白血球、そして、前の記事で説明した過酸化脂質代謝産物などです。

オゾン療法を受けるに当たっては、入院の必要はありません。
病状にもよりますが、通院で週二、三回の治療を五週連続で行うのを一セッションとして、効果を見極めながら年に一~三セッション行うのが基本です。>

オゾンを含む酸化療法の特徴の一つは、抗ガン剤や放射線などを使ったガン治療と違って、副作用がまずないことです。
また、それらのガン治療と併せて受けることも可能で、併用すれば、治療効果を強められたり、つらい副作用が和らげられたりする効果も認められています。さらには、ガンの転移を防ぐのにも大いに役立ちます。
酸化療法の本場であるドイツでは、ガンの摘出手術を受けたあとに、酸化療法を行う病院に移って治療を受けるケースが多いようです。

また、ガンの手術を待つ間、これといった治療をしないのが不安で、手術前に酸化療法を受ける患者さんもいます。


【酸化療法はリウマチや関節痛などにも有効】

残念なことに、酸化療法は日本では健康保険の適用が認められていません。
治療を受ける病医院にもよりますが、一回の治療につき、一万五千円~三万円程度の費用がかかります。
なお、妊婦や出血傾向のある人、G6PD欠損症という遺伝病を患う人、甲状腺機能亢進症の人のうち、治療によって甲状腺ホルモンのコントロールができていない人は、酸化療法全般に受けられません。
治療前に行われる医師の問診では、自分の病状や体の状態をしっかり伝えましょう。
ちなみに、酸化療法はガンだけでなく、アトピーやリウマチ、関節痛などにも有効なことがわかっています。
こうした病気に悩む人にも酸化療法はおすすめです。




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